平泳ぎキックのポイントを掴み上達させよう
平泳ぎのキックを上手くけるためには主に、左右の足首の角度や膝の使い方を矯正することがポイントです。
ただいくら矯正するといっても、キックの形を作るために練習で意識するポイントが分からなければ改善できないですし、足でキックする場所を適当にしていては前に進むことはできません。
この記事では平泳ぎのキックで前に進むことができるためにも、
- 【種類別】平泳ぎのキックのコツ
- 平泳ぎのキックのコツを学べる動画
- 平泳ぎのキックを速くするための練習メニュー
- 平泳ぎのキックを強化するための筋トレメニュー
- 平泳ぎのキックの教え方
これらをご紹介しますので是非参考にしてください。
目次
- 1 平泳ぎキックのポイントを掴み上達させよう
- 2 【種類別】平泳ぎキックの泳ぎ方!できないを克服するコツと練習方法
- 3 平泳ぎのキックのコツを学べる3つの動画
- 4 平泳ぎのキックが遅いなら0,1秒でも速くする(スピード向上)ために『ひとかきひとけり』のコツを覚えておこう
- 5 平泳ぎのキックを強化するための筋トレメニュー
- 6 平泳ぎのキックで膝や腰&股関節に痛み(筋肉痛含む)がでたときのストレッチ法
- 7 平泳ぎ(キック&パドル)を含めたドリル練習方法
- 8 子供や水泳初心者への平泳ぎキックの教え方!親子で蹴り方のポイントを指導して苦手を克服
- 9 平泳ぎのキックはヴェッジキックとウイップキックの2種類
- 10 水泳の試合に出場するなら国際水泳連盟『平泳ぎのキックのルール』を確認しておこう
- 11 おわりに:平泳ぎのキックまとめ
- 12 おまけ:平泳ぎに関連する記事はこちら
平泳ぎに関する記事は、下記のページでご紹介しています。
【種類別】平泳ぎキックの泳ぎ方!できないを克服するコツと練習方法
平泳ぎキックの泳ぎ方
- ビート板を持って足首と膝の使い方を改善
- グライドキック若しくは壁を持って足の引きつけ&挟むを繰り返す
- 平泳ぎの息継ぎのタイミングを合わせる
- プルブイを挟んだ練習方法
平泳ぎのキックが進まないときの練習方法:ビート板であおり足(足裏&足の甲・足首)と膝の使い方を改善
平泳ぎで前に進むためには、あおり足(足首が伸びたままになる)になることなく足の裏で水を捉えてキックをする必要があるので、
- 足の指で水を捉えるために指先を丸めないようにする
- 膝を曲げすぎて体に足を引きつけすぎない(内股になりすぎない)
この2点に気をつけて、ビート板を持って板キックをしていきましょう。
また平泳ぎのキックでお尻が下がらないためにも、
- 顔(目線)を斜め下ではなく真下に向ける
- 両肘の間に顔を入れる
- 指先を上に向けない
これらを意識してみてください。
平泳ぎのキックで足が沈む(足首、つまさき、かかと)ときの練習方法:グライドキック若しくは壁を持って引きつけて挟むを繰り返す
足が沈むなら正しいストリームラインで平泳ぎのグライドキックをしていきましょう。
正しいストリームラインを作るには、
- 太ももをお腹に近づきすぎない
- 足を引きつけたときに膝を開きすぎない
- 踵を離して左右に開く
- 蹴り終わりは、しっかり足を閉じる
これらを意識することが重要になり、足の裏と内側で水を挟むように蹴る練習をしてみてください。
また平泳ぎのグライドキックで、これらを意識することが難しい場合は『壁を掴みながら練習』をして足の裏と内側で水を掴む感覚をつかんでいきましょう。
平泳ぎのキックと呼吸のタイミング(息継ぎ)を合わせる練習方法:前に進まないを改善
平泳ぎのキックができるようになったら、足と手のタイミングを合わせて息継ぎをしていきましょう。
このときのポイントは足と手を同時に出してしまったら呼吸をすることができないので、
- 手をかいたら呼吸
- 足でキックして、頭を入れ蹴伸びの姿勢で伸びる
この動作を交互にすることです。
平泳ぎは、手と足の動作を交互に行い、両方の推進力によって進んでいきます。
両方を同時に動かすと、水の抵抗を受けやすくなってしまいますので、足が終わったら手、手が終わったら足を動かして、効率よく前へ進みましょう。
引用:コナミ
平泳ぎのキックをプルブイを挟んで練習(バタフライのドルフィンキック含)する方法
平泳ぎのキックはプルブイを挟んで主に、蹴りの幅を狭めることで平泳ぎの姿勢やキックの型(膝や足首の使い方)を矯正することができます。
また、平泳ぎのキック以外でも、
- キックをしない:手のかきかた&水をキャッチする力や腕の強化ができる
- ドルフィンキック:蹴伸びの姿勢になったときにうねりの練習になる
これらの練習をすることができるので是非試してみてください。
平泳ぎのキックのコツを学べる3つの動画
平泳ぎのキックのコツを学べる動画
- コナミ
- 北島康介選手
コナミの動画でコツを学ぶ!平泳ぎのキック
平泳ぎのキックの練習をするとき、頭のなかでお手本になる泳ぎをイメージできているか否かで同じ練習をしてても差がつきます。
これは、わたしが水泳選手時代に痛感したことになるので、平泳ぎのキックの練習をするのであれば、是非一度動画を見てみてください。
足首が伸びたままになってしまう「あおり足」の予防方法から。
あおり足は、下半身が沈むと起こりやすくなります。
けのび姿勢であごを引いて頭をしまい、お腹をへこませて身体を伸ばすように意識しましょう。
北島康介選手の動画でコツを学ぶ!平泳ぎのキックをイメージ
北島康介選手は「平泳ぎのキックの感覚は、けるというより押す」という言葉を残しています。
この動画はスロー再生になっているので、特に水泳選手の方は北島康介選手の泳ぎを参考にして練習にのぞんでみてください。
ただし、急にフォームを変えると泳ぎがバラバラになったり、調子が悪くなるので試合前は控えるようにしていきましょう。
動画でコツを学ぶ!平泳ぎのキックを陸上で練習(陸トレ)する方法
平泳ぎのキックの練習を陸上でやるなら、上記動画を見てみてください。
英語になりますが、陸上でできる足首の使い方や足の裏で水を蹴る方法を学ぶことができます。
平泳ぎのキックが遅いなら0,1秒でも速くする(スピード向上)ために『ひとかきひとけり』のコツを覚えておこう
ところで、平泳ぎのキックが遅い場合、直ぐにでも平泳ぎを速くなるためのコツはあるの?
うん、直ぐにでも平泳ぎを速くなるためには、ひとかきひと蹴りを習得することだね。
ひとかきひと蹴りは、スタートで壁を蹴った後、
- 水中のなかで気をつけの姿勢になるように腕で水をかく
- 前に進む勢いがなくなる前に、腕をかきながら足を蹴る
これらの動作をすることになるので、積極的に練習していこう!
平泳ぎのタイムについては『平泳ぎ25m(50)平均タイム!この記録は速い?遅い?【小学生から高校生】』こちらの記事にまとめてあるので、平泳ぎのキックを習得するモチベーションを高めるためにも、是非参考にしてください。
平泳ぎのキックを強化するための筋トレメニュー
平泳ぎのキックに限らず、泳ぐのを速くなりたければ腹筋やスクワットではなく、まずはインナーマッスルを鍛えていきましょう。
その理由はインナーマッスルを鍛えることで、泳ぐ姿勢を保つことができ水の抵抗を減らすことができるかになります。
筋トレ方法としては、肘をつけ腕立て伏せの姿勢になり、体を地面と並行にして60秒間キープし、60秒間キープしている間は、お尻が上がらないよう意識していきましょう。
平泳ぎのキックで膝や腰&股関節に痛み(筋肉痛含む)がでたときのストレッチ法
平泳ぎのキックで膝や腰、股関節に痛みがある場合は主に2人1組になり、
- 腹ばいになる
- 両膝を曲げ、地面にかかとをつける(内転筋など太ももから足の筋肉を伸ばす)
- 痛いと思うところで10秒止める
これらのストレッチを継続して行ない下半身から徐々に疲れをとっていきましょう。
また膝が痛い場合はストレットをするこにより悪化することもあるので、冷やす(アイシング)の対処をしてください。
平泳ぎ(キック&パドル)を含めたドリル練習方法
平泳ぎのドリル練習は、
- 2回キック1回手をかく(キックを1回した後、ストリームラインを意識してもう一度キックする)
- 1キック2回手をかく(ストリームラインを意識しながら手のピッチをあげる)
- パドルを付け顔あげ平泳ぎ(泳ぐテンポをあげる)
- 横向きで平泳ぎのキック(狭く蹴って足が水上に出ないようにする)
- 気をつけをして踵タッチで平泳ぎのキック(正しい姿勢でキックをする)
この5つになり、ドリル練習をする意味は泳ぎの一部を重点的に練習することでフォームを改善・スピードを向上させるためです。
練習メニューのなかにドリル練習を取り入れる場合は、アップの後に入れていきましょう。
アップの後に取り入れることで、その後のキック、プル、そしてメイン練習でドリルで意識したことを活かすことができますからね。
子供や水泳初心者への平泳ぎキックの教え方!親子で蹴り方のポイントを指導して苦手を克服
子どもや水泳初心者に平泳ぎのキックを含め指導するときは、
- あおり足にならないようにキックができているか
- 両手で円を書くように水をかいているか
- 足と手のタイミングを合わせて呼吸ができているか
この3つのポイントを押さえることが練習のコツとなります。
平泳ぎの教え方については上記3点の詳細を含め、下記の記事に親が子どもに指導するポイントが書いてあるので是非併せて読んでほしいです。
平泳ぎのキックはヴェッジキックとウイップキックの2種類
平泳ぎのキックの軌道は、
- ヴェッジキック:左右の足の挟む力で前に進むキック
- ウイップキック:左右の足の裏で水を捉え前に進むキック(競泳選手のキック)
これら2種類があり、水泳初心者は主にヴェッジキックになりがちです。
その理由はキックをするときにあおり足になってしまうからで、最新ウイップキックを覚えるためには、まずあおり足を改善していきましょう。
水泳の試合に出場するなら国際水泳連盟『平泳ぎのキックのルール』を確認しておこう
平泳ぎは主にスタート&ターンをした後、平泳ぎのキックをする前に1回バタフライのキックを打つことができます。
スタート後、折り返し後 に、最初の平泳ぎの蹴りの前にバタフライキックが1回許される。
引用:国際水泳連盟
おわりに:平泳ぎのキックまとめ
最後に平泳ぎのキックについてまとめると、
- ビート板を持って足首と膝の使い方を改善
- グライドキック若しくは壁を持って足の引きつけ&挟むを繰り返す
- 平泳ぎの息継ぎのタイミングを合わせる
- プルブイを挟んだ練習方法
これら段階的に練習するのがコツになります。
平泳ぎのキックができるようになれば、次は平泳ぎを泳ぐ際のすべてのポイントを含め、長く泳ぐ&速く泳ぐコツを知ってみてください。
長く泳ぐ、速く泳ぐコツを知ることで、より水泳の楽しさが広がりますからね。
おまけ:平泳ぎに関連する記事はこちら
当サイト(スイスイ坊や)では、平泳ぎに関する記事を紹介していますので、ぜひ併せて参考にしてみてください^^