平泳ぎプルの練習方法のコツを掴もう
平泳ぎは主にプルだけでは体重移動をすることができず推進力がでないので、競泳選手でも前に進まないです。
競泳選手でも前に進まない平泳ぎのプルの推進力を得るためには、プルとキックのタイミングを合わせる練習をする必要があります。
ただいきなりプルとキックのタイミングを合わせる練習をしても、上手く泳ぐことは難しいので段階的に練習するのが上達するためのコツです。
この記事では競泳種目の1つで競泳選手を中心にブレストとも呼ばれている『平泳ぎ』のプルが上達するために、
- 練習するときのポイント
- 北島選手の平泳ぎの動画
- 平泳ぎのドリル練習方法
- 平泳ぎを速く泳ぐためのポイント
- 平泳ぎのプルを強化するための筋トレ方法
これらをご紹介するので、是非参考にしてください。
平泳ぎのプルを練習するときの4つのポイント
平泳ぎのプルを練習するときのポイント
- キャッチ
- 肘を落とさない
- キックとタイミングを合わせて息継ぎ
- リカバリー
平泳ぎのプルを練習するときのポイント①キャッチ
水をキャッチするときは、肘の位置を高くして主に手を斜め下にかきます。
手を斜め下にかくコツを掴むなら、スカーリングの練習をした後に平泳ぎの練習をすると、水をキャッチする感覚を掴みやすいのでおすすめです。
平泳ぎのプルを上手くなるためにスカーリングの動画で学ぶ
平泳ぎのプルを練習するときのポイント②肘が下に落ちないように水を後ろにおす
プルとはキャッチした水を後ろにおす動作になります。
水を後ろにおすときは肘を90度くらいに保ち、肘が下に落ちないように注意していきましょう。
ここで肘が下に落ちてしまう場合は、上記スカーリングの動画で水をキャッチする感覚を掴む練習をしてみてください。
平泳ぎのプルを練習するときのポイント③キックとタイミングを合わせて息継ぎ
平泳ぎの息継ぎは主に足と手のタイミングを合わせて、足と手が同時にでないようにしていきましょう。
足と手を同時に出してしまったら前に進むことができず沈んでしまうので、足が終わったら手、手が終わったら足と交互に動かさなければなりません。
交互に動かすために覚えておいてほしいことは『両手を胸の前に持ってきたときに、足をひきつける』ことになります。
平泳ぎの足と手のタイミングを合わせるポイントは、アレコレ考えてしまっては体が動かなくなるので、シンプルに「両手を胸に持ってきたら、足をひきつける」と考えてみてください。
平泳ぎのプルを練習するときのポイント④リカバリー
平泳ぎは息継ぎが終わった後、手を前に戻す動作(リカバリー)があります。
リカバリーをするときのコツは、手を胸の前で抱えてから蹴伸びの姿勢になるまでに動きを緩めないことです。
ここの動きを緩めてしまうと、平泳ぎのスピードも落ちてしまうので注意していきましょう。
平泳ぎのプルを練習するポイントを知ったら、次は平泳ぎの泳ぎ方を知っていきましょう。
平泳ぎの泳ぎ方については『【平泳ぎ泳ぎ方のコツ】手足の動かし方(タイミング)&息継ぎのポイント』こちらの記事に平泳ぎの泳ぎ方の基本から、ゆっくり泳ぐ&速く泳ぐコツをまとめてあるので是非併せて参考にしてください。
北島選手の動画で平泳ぎのプルのコツを学ぶ
平泳ぎのフォームは図解で学ぶより、動画で学んだ方が上手い選手の泳ぎをイメージすることができます。
頭のなかでお手本になる泳ぎをイメージできているか否かで同じ練習をしてても差がつくということは、わたしが水泳選手時代に痛感したことになるので、北島康介選手の動画を是非見てみてください。
北島康介選手は「平泳ぎのキックの感覚は、けるというより押す」という言葉を残しています。
この動画はスロー再生になっているので、北島選手のプルの動きを含めキックの動きにも注目していきましょう。
平泳ぎ(プルを含めた)のドリル練習方法
平泳ぎのプルは泳ぎの一部を重点的に練習する『ドリル練習』をすることで改善することができ、
- 2回キック1回手をかく(キックを1回した後、ストリームラインを意識してもう一度キックする)
- 1キック2回手をかく(ストリームラインを意識しながら手のピッチをあげる)
- 顔あげ平泳ぎ(泳ぐテンポをあげる)
- 横向きで平泳ぎのキック(狭く蹴って足が水上に出ないようにする)
- 気をつけをして踵タッチで平泳ぎのキック(正しい姿勢でキックをする)
これらの種類があります。
平泳ぎのドリル練習に限らず、泳ぎ方(フォーム)を改善する方法を下記の記事にまとめてあるので、平泳ぎのフォームを改善したい&ドリル練習メニューの幅を増やしたい方は併せて読んでみてください。
平泳ぎを速くなるためにプルブイを挟んでキックを改善する
平泳ぎはプルブイを挟んでキックの幅を狭くする練習をすることで、泳ぎが速くなることに繋がります。
その理由は、平泳ぎは主にキックを戻すときに水の抵抗を受けるので、キックの幅を減らせば水の抵抗を減らすことができるからです。
平泳ぎのプルブイ鵜を挟んでキックをする練習をするなら、是非下記の動画をみてみてください。
平泳ぎのプルブイを挟んでキックを上達するために動画で学ぶ
水泳初心者や子どもへの平泳ぎ(プル含)の教え方
水泳初心者や子どもに平泳ぎを教えるときは、
- あおり足にならないようにキックができているか
- 両手で円を書くように水をかいているか
- 足と手のタイミングを合わせて呼吸ができているか
この3つを注意するのが練習を指導するときのコツとなります。
練習するときのポイントとしては一度にすべてをやろうとせず『キック→手→息継ぎ』と課題を一つ一つクリアーしていくことです。
課題を一つずつクリアーするためにも、繰り返し練習していきましょう。
平泳ぎの教え方については『【子供への平泳ぎの教え方】正しい練習をする3つのコツ|息継ぎのやり方』こちらの記事にまとめてあるので是非参考にしてください。
平泳ぎのプルを強化するための陸上で出来る筋トレ練習方法
平泳ぎのプルに限らず、泳ぐのを速くなりたければ腹筋やスクワットではなく、まずはインナーマッスルを鍛えていきましょう。
その理由はインナーマッスルを鍛えることで、泳ぐ姿勢を保つことができ水の抵抗を減らすことができるかになります。
筋トレ方法としては、肘をつけ腕立て伏せの姿勢になり、体を地面と並行にして60秒間キープし、60秒間キープしている間は、お尻が上がらないよう意識していきましょう。
この筋トレ方法を含め、下記の記事に自宅でもできる道具を使わない5つの筋トレ方法と筋トレとプロテインの関係を紹介しているので是非読んでみてください。
平泳ぎのプルの練習方法まとめ
最後に平泳ぎのプルの練習方法をまとめると、
- キャッチ
- 肘を落とさない
- キックとタイミングを合わせて息継ぎ
- リカバリー
これらを段階的に練習するのがポイントです。
平泳ぎのプルができるようになれば、次は平泳ぎの正しい泳ぎ方や速くなるコツ、そしてターンのやり方を知ってみてください。
速く泳ぐコツやターンのやり方を知ることで、平泳ぎの泳ご方の幅は広がりますからね。