水泳で得られる健康効果とは
水泳は主に喘息・冷え性改善、ストレス発散、脳の発達、風邪予防、肩こり改善、筋肉を鍛えることで姿勢を改善できる健康効果があります。
また健康効果以外にも、ダイエットにも効果があるのです
ただ、いくら健康効果があることを知ってといても、
- なぜ健康に良いのか
- どのくらいの時間や距離、頻度で泳げばいのか
- 泳ぐことのデメリット
これらを知らない方は多いのではないでしょうか。
この記事を読むことで、水泳で得られる健康効果とその理由、健康効果を得るためにどのくらいの時間・距離、頻度で泳げばいいか分かるので、是非参考にしてください。
目次
水泳の効果に関する記事は、下記のページでご紹介しています。
水泳で得られる7つの健康効果
水泳で得られる健康効果は、
- 喘息の改善
- 冷え性の改善
- ストレス解消
- 脳の発達
- 風邪予防
- 肩こり改善
- 筋肉を鍛え姿勢改善
この7つになります。
今から7つの健康効果について説明していきますが、各見出しに参考記事があるので詳細に知りたい方は是非こちらも読んでみてください!
水泳の健康効果①喘息が改善
水泳の健康効果について、まず頭に浮かぶのが喘息を改善できるということではないでしょうか。
結論からいうと、喘息は薬をやめても発作が全く出ない状態のことをいうので、水泳を含め、スポーツをすることで喘息が治癒するということはありません。
しかし水泳をすることにより体力がつき、呼吸法を練習することで肺や気管支などの心肺機能を強化できるので治すことはできなくても改善させることはできます。
水泳は陸上スポーツに比べて埃の少ない環境で、呼吸が規則正しく、過呼吸になりにくく、横になって行なう運動であり、また、水スポーツのため湿度が高いので、気道からの水分の喪失が少なく、運動誘発喘息になりにくいとされています。
さらに、1~2ヶ月以上続けることによって、運動能力の向上や気道過敏性の改善がみられます。
引用:まつだ小児科
*小児喘息が改善する理由
水泳をやめた場合、喘息が悪化する理由が分かります
水泳の健康効果②冷え性が改善
冷え性は、毛細血管の流れが悪くなることが原因で発生します。
その理由は毛細血管の流れが悪くなると、血流が悪くなり、体の末端である手足に熱が行き渡らなくなるからです。
そのため、水泳などの有酸素運動で基礎代謝を上げ、毛細血管の流れをよくすることで冷え性を改善することができます。
何もせずじっとしている時でも、体は生命活動を維持するために、心拍や呼吸・体温の維持などを行っていますが、基礎代謝量(単に基礎代謝ともいいます)はこれらの活動で消費される必要最小限のエネルギー量のことです。
引用:eヘルスネット
*水泳が冷え性を改善する理由
水泳が効果的な理由が分かります
水泳の健康効果③ストレス解消
水泳は同じ動作を繰り返すリズム運動なので、泳ぐことで脳内からセロトニンという物質が分泌されストレスを解消することができます。
セロトニンとは別名『幸せホルモン』と言われており、脳内から分泌されることで、精神を安定させてくれる役割があります。
このセロトニンを泳ぐことで、増やすことができるから水泳はストレス解消に効果があるのです。
他の神経伝達物質であるドパミン(喜び、快楽など)やノルアドレナリン(恐怖、驚きなど)などの情報をコントロールし、精神を安定させる働きがあります。
セロトニンが低下すると、これら2つのコントロールが不安定になりバランスを崩すことで、攻撃性が高まったり、不安やうつ・パニック障害などの精神症状を引き起こすといわれています。
引用:厚生労働相
*水泳でストレスが解消できる理由
セロトニンの効果が分かります
水泳の健康効果④脳の発達
脳は刺激を受けることで発達していきます。
この刺激は主に運動することで受けることができ、水泳は全身運動なので、体全体に刺激を行き渡らせることができるのです。
特に0歳〜3歳の子どもは暮らしていくなかで経験する、すべての物事が脳内で爆発的な科学的活動に変換されるので、脳の発達に最も重要な時期であることは覚えておきましょう。
脳内の細胞の接合は生後3年間に爆発的に増殖し、子どもは目覚めている事実上すべての瞬間に新しい事柄を発見している
引用:UNICEF
*水泳で得ることができる脳への影響が分かります
水泳の健康効果⑤風邪予防
風邪は鼻や喉がウイルスに感染することで起こります。
鼻や喉にウイルスを感染しないようにしなければ、風邪を防ぐことは出来ません。
ですから、水泳をすることで免疫力が上がり風邪を予防することはできても、防ぐことはできないです。
水泳をすることで免疫力が上がる理由は、皮膚が水温と水圧に刺激され血管の発達を促し、血流が良くなるからになります。
プールの水は、水温より低い30度前後に設定されていますので、プールに入っていると短時間で体温が奪われてしまいます。身体はこれを回復しようと、たくさんのエネルギーを消費します。
水の冷たさによる刺激が皮膚を鍛え、自律神経の働きを高め、風邪をひきにくい身体を作る効果が期待できます。
引用:ルネサンス
*水泳をすると風邪を予防できる理由
鼻炎にも効果があるのかが分かります
水泳の健康効果⑥肩こり改善
肩こりは主に、姿勢が悪いことが原因で起こります。
姿勢が悪いと、肩周辺の筋肉が常に緊張し続けるため、肩が凝ってしまうからです。
そのほか、ストレスや目の疲れも肩が凝る原因となりますが、これらは水泳をすることで、
- 姿勢を改善
- ストレス発散
- 泳ぐことで、肩の筋肉を鍛えることができる
これらの効果があり、肩こりを改善することができます。
水泳をおこなってる方で、最も気になる症状は肩こり(31%)ですが、76%の方が、水泳は肩こりの改善に有効であると答えられています。
引用:日本マスターズ水泳協会
*肩こりを解消できる泳ぎ方
水泳で悪化させる泳ぎ方が分かります
水泳の健康効果⑦筋肉を鍛え姿勢(猫背)改善
姿勢が悪くなる主な原因は、筋力が低下することです。
筋力が低下することにより、正しい姿勢を取ることができず、姿勢が悪くなっていきます。
正しい姿勢をとり猫背にならないためには、背筋と腹筋を鍛える必要があるのです。
水泳は泳ぐことで、全身の筋肉を鍛えるだけでなく、私生活では動かすことがない肩甲骨を動かすことができます。
肩甲骨は猫背と深い関係にあり、肩甲骨が外側に広がってしまうことで、肩が前かがみになり猫背になってしまうので、肩甲骨を緩めることができる水泳は猫背を改善するには打って付けのスポーツです。
“猫背”と呼ばれる不良姿勢は,腰や背中にかけての鈍痛をもたらす腰痛症,頚・肩 凝りを主訴とする頚肩腕痛の原因となり,小・中学生の若年者から高齢者まで幅広い年代を悩 ませる要因となっている。
とくに近年,運動不足や不良姿勢が原因とみられる子供の肩凝りの 報告も多い。
引用:北海道大学
*猫背を矯正できる泳ぎ方
猫背になる生活習慣が分かります
水泳にはダイエット効果もある
水泳には健康効果だけでなくダイエット効果もあります。
その理由は水泳は他のスポーツと比較しても、消費カロリーが高いからです。
ただいくら消費カロリーが高くても、泳ぐ時間・距離・頻度を把握してなければ痩せることはできません。
水泳ダイエットについては『水泳(プール)ダイエット』こちらの記事に、
- 泳ぐ時間・距離・頻度
- 水泳ダイエットにおすすめのダイエット法&サプリとプロテイン
- 部位別水泳ダイエットでおすすめの泳ぎ方
- 水泳と他の運動のダイエット効果を比較
- 水泳ダイエットのメニュー
- 泳ぎ方別消費カロリー
これらをまとめているので是非参考にしてください。
水泳で得られる筋肉と効果的な泳ぎ方
水泳で得られる筋肉は泳ぎ方によって異なります。
泳ぎ方によって異なるので、四泳法別で鍛えられる筋肉を知ることで、泳いでいるときに動かしている筋肉を意識することができ、練習を効率的にすることができるのです。
四泳法別で鍛えられる筋肉は『水泳筋肉』こちらの記事に、
- 泳ぎ方別で発達できる筋肉
- 週1の水泳で筋肉の量を増やすときにつかいたいサプリやプロテイン
- 部位別の水泳で鍛えられる筋肉
- 水泳選手時代に行っていた速くなるための筋トレメニュー
- 自宅でできる筋トレ3大メニュー(腕立て、腹筋、スクワット)のやり方とコツ
これらがまとめてあるので是非参考にしてください。
【ケース別】水泳で得られる健康効果
水泳で得られる効果を、
- 赤ちゃん
- 子ども
- 大人
- 高齢者
これらケース別でご紹介していきます。
赤ちゃんがベビースイミングで得られる健康効果
赤ちゃん、そしてお母さんベビースイミングに通うことで得られる効果は、
- 神経系の発達
- 発育機能の発達
- 水に慣れ、お風呂が楽になる
- 水中での呼吸方法が身につく
- お母さんは産後のシェイプアップができる
この5つになります。
*ベビースイミングに通う効果
通うときの注意点が分かります
子どもがスイミングスクールで得られる健康効果
子どもがスイミングスクールで得られる健康効果は、
- 体全体をバランスよく鍛えられる
- 小児喘息を予防できる
- 脳の発達に良い効果がある
- 小児肥満を改善できる
- 皮膚が丈夫になり、免疫力が上がる
- 海や川で、いざという時に泳げる
- 友達と仲良くなれる
- 進級テストに合格することで、達成感がうまれる
- 大人になったとき、マリンスポーツを楽しめる
これらになります。
大人(男女性)が水泳で得られる健康効果
水泳で大人が得られる効果は、子どもの健康効果と同じになります。
大人が水泳をとおしてダイエットに取り組みたい場合は、水泳で消費できるカロリーや効果的なメニューを知ることが大切です。
水泳で消費できるカロリーや効果的なメニューについて詳しく知りたい方は『水泳ダイエットメニュー』こちらの記事を参考にしてください。
高齢者が泳ぐことで得られる健康効果
高齢者は主に、水中ウォーキングをすることで足腰を鍛えることができます。
水中ウォーキングなら陸上でやるスポーツと違い、怪我をすることもないので高齢者が健康を維持・向上するには打って付けです。
水泳で得られる効果については、子どもと同じになりますので、是非水中ウォーキングを通じて健康を維持・向上させていきましょう!
水泳の健康効果を得るためにどのくらいの時間泳げばいいのか
水泳の健康効果は分かったけど、どのくらいの時間泳げばいいのかしら?
泳ぐ時間についてはトレーニングをする訳ではないので、じぶんが気持ちよく泳げる時間を目安にしていきましょう。
具体的には、体が温まり汗を少しかくくらいの時間です。
スイミングスクールで初めて泳ぐときに、どのくらいの時間で体が温まり汗を書いたのかを記録しておいて、徐々に時間や泳ぐ距離を伸ばしていくのもポイントだね!
水泳の健康効果を得るためにどのくらい距離を泳げばいいのか
それでは、泳ぐ距離はどうなの?
泳ぐ距離も、体が温まり汗を少しかくくらいの距離を目安にしていこう!
ただし痩せること(ダイエット)が目的で水泳をやるのであれば、距離もそうだけど、どの泳ぎをすれば一番カロリーを消費できるか知っておいたほうがいいね。
消費できるカロリーについては、下記の記事にまとめてあるので是非参考にしてみてください!
*種目別の消費カロリー
水泳ダイエットが成功する人と失敗する人の違いが分かります
水泳は健康に悪い?デメリットはあるのか
水泳のデメリットについては、
- プールで水いぼに感染する
- 塩素により、喘息がひどくなる
- 月謝やスイミングスクール指定のグッズ(子ども・赤ちゃんが通う場合)が高い
この3つになります。
水泳の塩素から肌を守りたい方はスイミング塩素こちらの記事を読んでみてください。
水泳の健康効果を実感するために週1回より、週2回の頻度で通おう
水泳の健康効果を実感するのであれば、週に2回以上泳ぐことを継続・習慣化していきましょう。
週に2回以上の理由は厚生労働省の『運動基準・運動指針の改定に関する検討会 報告書』で提唱されているからになります。
●週2回 30分の運動
息がはずむような運動を30分以上、週2回行うことも提唱されています。ウオーキング、ランニング、サッカー、野球、テニスなど、どのような運動でも構いません。楽しく継続して行うことができる運動をみつけ、習慣化されることをおすすめします。
引用:厚生労働省
水泳の効果に関連するQA
水泳の効果はうつにもある?
うつにも効果を期待することができます。
高齢者の水泳の効果って?
高齢者は足腰に負担の少ない水中ウォーキングを続けることで、健康効果を実感できます。
水泳で筋肉落ちる?
泳いで筋肉は落ちると言い切ることはできません。
毎日水泳に通っていては逆効果?
自分の継続できる頻度・時間がベストです。
おわりに:水泳の健康効果【まとめ】
最後に水泳の健康効果をまとめると、
- 喘息の改善
- 冷え性の改善
- ストレス解消
- 脳の発達
- 風邪予防
- 肩こり改善
- 筋肉を鍛え姿勢改善
この7つになり、健康効果を実感するためにも週に2回以上通うことを習慣化することをおすすめします。
水泳は赤ちゃんから高齢者まで通うことができる、生涯スポーツです。
しかも泳ぐ目的を『健康志向』から『速くなること』を目的にすることで、また違った面白さを発見することができます。
子どもに育成・選手コースがあるように、大人・高齢者にもマスターズ水泳がありますので、趣味だけにとどまらず選手としても是非水泳を楽しんでいきましょう!
おまけ:水泳の効果に関連する記事はこちら
当サイト(スイスイ坊や)では、水泳の効果に関する記事、2020年度から始まる新学習指導要領に対応した、英語とプログラミングのおすすめ勉強法について紹介していますので、ぜひ併せて参考にしてみてください^^
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