水泳は脳の発達に効果があるのか

脳発達

脳は、刺激を受けることで発達していくのをご存知でしょうか。

この刺激は、主に運動することで受けることができます。

なかでも水泳は全身運動なので、体全体に刺激を行き渡らせることができる、脳に刺激を与えるなら打って付けの習い事になります。

 

特に0歳〜3歳の子どもは、暮らしていくなかで経験する、すべてのことが脳内で爆発的な科学的活動に変換されるので、脳の発達に最も重要な時期です。

脳内の細胞の接合は生後3年間に爆発的に増殖し、子どもは目覚めている事実上すべての瞬間に新しい事柄を発見している

引用:UNICEF

 

この記事を読むことで、

  • 水泳で得ることができる脳への影響
  • 水泳が健康に及ぼすメリットとデメリット
  • 水泳で得られるダイエット効果
  • 泳ぎ方別で鍛えられる筋肉

これら水泳の効果について分かりますので、是非最後までお読みください。

水泳(ベビースイミング含)で得られる脳への影響は、脳科学的に『空間認知能力の向上』である

「泳ぐことで、脳にどんな影響があるんですか」

水泳のインストラクターをしていると、このような質問を受けることがあります。

結論から言うと、水泳をやることで脳細胞が刺激され、空間認知能力を高めることができるのです。

水の浮力を使って自由に体を使って遊ぶと脳の空間認知能を鍛えることができます!
実際に算数の図形問題が得意になるなど脳科学の分野にて実証されてきています。
体だけではなく、頭の発達にも良い効果があることが習い事として人気の1つの要因でもあります。

引用:イトマンスイミングスクール

 

子どもの頃から水泳をやることで、頭の発達に良い影響を与えるだけでなく、

  • 進級テストに合格することで、達成感を得られる
  • 大人になったとき、マリンスポーツを楽しむことができる
  • 海や川で、いざというときに泳げる

これらのメリットがあります。

 

水泳をやるメリットについては「【子供の習い事】スイミングに通う12のメリット・デメリットとは」こちらの記事に書いてあるので、是非読んでみてください。

水泳が健康に及ぼす5つのメリット

5つの効果

水泳が健康に及ぼすメリットとして、

  1. 喘息を改善できる
  2. 皮膚が丈夫になり、免疫力が向上する
  3. 肥満を改善
  4. 冷え性を改善できる
  5. ストレスを解消できる

これらを挙げることができます。

水泳の健康効果:呼吸筋を鍛え、喘息を改善できる

喘息

水泳は呼吸を伴う動作が多いので、呼吸筋を鍛えることができ、喘息を改善することができます。

喘息の改善については、こちらの記事「子供の喘息が水泳で改善するって本当?改善する理由と悪化する7つの原因」に詳しく書いてあるので、是非参考にしてください。

水泳の健康効果:皮膚が丈夫になり、免疫力が向上する

子ども

冷たい水に入ることで、皮膚が水温と水圧に刺激されます。

皮膚が刺激されることにより、毛細血管が刺激を受け、血液循環が良くなることで体の免疫力が高まるのです。

 

冷たい水が刺激となって皮膚や免疫力を強化するということ。

抵抗力が増し、より丈夫な体をつくり、風邪をひきにくくします。

引用:セントラルスポーツクラブ

水泳の健康効果:運動強度が高く、肥満を解消できる

ダイエット

水泳は、スポーツのなかで最も消費するカロリーが多いです。

消費するカロリーは、運動強度×時間×体重で計算することができます。

つまり、運動強度が高ければ、同じ時間運動してもカロリーを多く消費することができ、水泳は10メッツと他の運動に比べ運動強度が高いので、効率よく肥満を解消することができます。

 

【水泳以外の代表的な運動強度は、下記のとおりです】

  • 卓球・バレーボール 4メッツ
  • 野球          5メッツ
  • テニス・サッカー    7メッツ
  • 柔道・空手            10メッツ

水泳の健康効果:基礎代謝が上がり、冷え性を改善する

冷え性

冷え性は、血管の流れが悪くなることで起こります。

血管の流れは主に基礎代謝を上げ、血液の流れを良くすることで改善できるので、基礎代謝を上げるためにも水泳などの有酸素運動が効果的です。

冷え性を改善する方法については「子どもが冷え性になる原因|水泳・食べ物で改善する4つの方法」こちらの記事に詳しく書いてあるので、ぜひ読んでみてください。

水泳の健康効果:セロトニンが分泌され、ストレスを解消できる

泳ぐことで、脳内からセロトニンという幸せホルモンが分泌されます。

セロトニンには、精神を安定させる役割があるので、泳ぐことでストレスを解消することができます。

泳ぐことでストレスを解消できる理由は「水泳でストレス解消できる理由!『セロトニンが増える』効果とは」こちらの記事を参考にしてみてください。

水泳が健康に及ぼすデメリット

ママさんママさん

水泳が健康に及ぼすメリットは分かったんだけど、泳ぐことのデメリットは何かないの?

できれば理由も知りたんだけど・・・

 

スイスイコーチスイスイコーチ

うん、水泳にはメリットがある一方、

  • プールで水いぼに感染する
  • 塩素により、喘息がひどくなる
  • 月謝やスイミングスクール指定のグッズが高い

これらのデメリットがあるよ!

水泳のデメリット①:スイミングに通うことで、水いぼに感染する

水泳に通うことで感染する主な病気は、水いぼです。

水いぼは潰れることにより、中のウイルスが周りの皮膚につくことで感染します。

周りの皮膚につかなければ感染することはないので、水いぼの子どもがプールに入っているからといって、プールの水で感染することはありません。

感染してしまった場合は、脇の下や腕、背中などに直径2㎝前後のいぼがでますが、痛みは特にないです。

 

プールの水ではうつりませんので、プールに入っても構いません。

ただし、タオル、浮輪、ビート板などを介してうつることがありますから、これらを共用することはできるだけ避けて下さい。

プールの後はシャワーで肌をきれいに洗いましょう。

引用:日本皮膚科学会

水泳のデメリット②:身体に塩素が合わなければ、喘息がひどくなる

プールのなかには塩素が入っているので、子どもだけではなく大人も喘息がひどくなる場合があります。

小児喘息を伴っている場合でも、塩素による影響を受けない場合はありますが、塩素アレルギーを持っている場合はスイミングを習うことはやめた方が無難かもしれません。

スイミングに通わせてみて塩素がダメな場合は必ず医師に相談して、継続するか判断していきましょう。

水泳のデメリット③月謝やスイミングスクール指定の帽子やバッグが高い

スイミングの月謝の相場は5000円〜8000円と言われています。

月謝の他にも、

  • スイミングスクール指定の帽子やバッグを買う
  • 入会金
  • 送迎バス料金
  • 子どもが成長することで、水着を買い変える

これらの費用がかかります。

 

子どものスイミングにかかる費用を少しでも抑えたい場合は、短期教室中に申し込むことで『入会金を免除』してくれるスイミングスクールもあるので、是非覚えておいてください。

水泳には脳の発達を促すだけでなくダイエット効果もある

水泳ダイエット水泳のダイエット効果

  1. 水温は体温より低いので基礎代謝アップ
  2. 血液循環が良くなり心肺機能が向上
  3. 短時間で効率的にカロリーを消費できる

水泳ダイエット効果①水温は体温より低いので基礎代謝アップ

プールの水温は体温より低いので、体は体温を一定に保とうするのです。

体は体温を一定に保とうとするので、基礎代謝がアップして脂肪燃焼効果が向上します。

基礎代謝がアップして脂肪燃焼効果が向上するので、ダイエットするなら水泳は適しているスポールです。

水泳ダイエット効果②血液循環が良くなり心肺機能が向上する

水泳は有酸素運動になるので、基礎代謝を上げ毛細血管の流れを良くする働きがあります。

毛細血管の流れが良くなり冷え性改善、陸上にはない呼吸の動作をすることで心肺機能が向上する効果があるのです。

いくら陸上のスポーツでも、水中で呼吸する動作はないので心肺機能を併せて向上させたいのであれば水泳はおすすめになります。

水泳ダイエット効果③短時間で効率的にカロリーを消費できる

運動で消費できるカロリーは、運動強度と時間で決まります。

水泳は他の運動と比較しても、運動強度は高い(平泳ぎ10メッツ・クロール8メッツ)ですし、長く泳ぐことにも適しているので、短時間で効率的にカロリーを消費したいのであれば水泳ダイエットです。

ここでいう『効率的に』とは運動強度の高さのことをいいます。

 

た水泳のダイエット効果については『【水泳消費カロリー計算】平泳ぎ&クロール比較!ダイエット効果で選ぶ泳ぎ方』こちらの記事に、水泳ダイエットで痩せる人と痩せない人の違いや種目別の消費カロリーがまとめてあるので是非参考にしてください。

水泳には脳の発達を促すだけでなく全身の筋肉を鍛える効果もある

水泳

水泳は主に全身の筋肉を鍛える効果ができるのです。

ただ、いくら全身の筋肉を鍛えられるといっても泳ぎ方によって鍛えられる部位が違うので、

  • バタフライ
  • 背泳ぎ
  • 平泳ぎ
  • クロール
  • ビート板を持ってバタ足

これらで鍛えられる部位をご紹介していきます。

水泳で筋肉を鍛える効果①バタフライ

大胸筋と背筋を鍛えるなら、四泳法のなかでも特にバタフライをおすすめします。

ただバタフライを泳ぎ慣れてない方の場合は、腰をいためる可能性があるので無理はしないようにしていきましょう。

水泳で筋肉を鍛える効果②背泳ぎ

二の腕を鍛えたいなら四泳法すべて(できれば長時間泳ぎ続けれる泳ぎ方)のなかでも、他の泳ぎと腕の使い方が違う背泳ぎを組み合わせることをおすすめします。

二の腕は上腕二頭筋を引き締めることで細くすることができるので、泳ぐ=上腕二頭筋を動かすことができるので、水泳は二の腕痩せに適しているスポーツです。

水泳で筋肉を鍛える効果③平泳ぎ

お尻回りの筋肉を鍛えるなら平泳ぎがおすすめです。

その理由は平泳ぎは他の泳ぎ方に比べ、お尻に足を引きつけ伸ばす泳ぎになるからです。

ただ平泳ぎが泳げない場合は、ビート板を持ったバタ足で大臀筋(お尻の筋肉)を意識しながらキックをしていきましょう。

水泳で筋肉を鍛える効果④クロール

太もも(下半身)を鍛えるなら、すべての泳ぎが効果的ですがなかでも長時間泳ぎ続けることができるクロールがおすすめです。

その理由は、長時間泳ぎ続けることで太ももの筋肉(大腿四頭筋)と太ももの裏にあるハムストリングを鍛えることができるからになります。

水泳で筋肉を鍛える効果⑤ビート板を持って板キック

お腹周りを鍛えるなら、お腹周辺の腹直筋を意識できる板キックです。

お腹周辺の腹直筋を意識するのに効果がある泳ぎ方は、ほかにも、

  • 水中ウォーキングに捻りを加えながら歩く
  • 平泳ぎ
  • ビート板を持った板キック

これらがありますが、ビート板は手を使わないので腹筋から下半身に意識を集中できるのでおすすめになります。

週1で水泳の効果を実感することはできるのか

週1で水泳の健康効果を実感することは、結論から言うと難しいです。

水泳の健康効果を実感したいのであれば、最低でも週に2回以上泳ぐことを継続・習慣化していきましょう。

週に2回以上の理由は厚生労働省の『運動基準・運動指針の改定に関する検討会 報告書』で提唱されているからになります。

 

●週2回 30分の運動
息がはずむような運動を30分以上、週2回行うことも提唱されています。ウオーキング、ランニング、サッカー、野球、テニスなど、どのような運動でも構いません。楽しく継続して行うことができる運動をみつけ、習慣化されることをおすすめします。

引用:厚生労働省

0歳〜3歳の脳が最も発達する時期は、逆に発達を損なう恐れがあることを覚えておこう

確認

子どもの脳は、大人に比べ柔軟なので、身の回りに起こった経験を吸収しやすいです。

ですから、水泳を習うことで、脳の成長を促すことができます。

しかし、脳の発達が著しいからこそ、逆に脳の発達を損なう恐れがあることは覚えておいてください。

 

脳が柔軟だということはまた、否定的な経験や適切で優れた刺激がないことが重大な持続的影響をもち得る時期があることを意味する。

引用:UNICEF

脳を発達させる効果を最大化するなら、子どもの頃から水泳(習い事)をしよう

子供 水泳

脳を発達させるなら、子どもの頃から水泳を習わせることをおすすめします。

その理由は、子どもの頃から水泳を習わせることで、脳に刺激を与えることができるからです。

特に0歳〜3歳の子どもは、脳が発達するための重要な時期になりますので、水泳を通じて積極的に刺激を与えていきましょう。

 

参考までに2016年に東大生が、子どもの頃どんな習い事をしているか『東大家庭教師友の会』が調べたところ、

  1. 水泳
  2. ピアノ
  3. 英会話

これらであり、水泳が第一位だったそうです。

 

スイスイコーチスイスイコーチ

0歳〜3歳の子どもと親子スイミングをすると、子どもの成長が手に取るように分かります。

わたしは、子どもと親子スイミングに入ることで日に日に成長を感じることができました。

大人も楽しめるので、是非一度、親子スイミングを試して欲しいです。

おわりに:水泳は老若男女問わず、脳を活性化させることができ『水中ウォーキング』は健康に効果があるトレーニング方法である

水泳をすることで、脳に刺激を与え空間認知能力を向上させることができます。

脳の発達以外にも、

  1. 喘息改善
  2. 免疫力向上
  3. 肥満改善
  4. 冷え性を改善
  5. ストレス解消

これらの健康効果があります。

 

健康効果といえば、水中ウォーキングや泳ぐことは、脳の活性化に繋がります。

特に水中ウォーキングは老若男女問わずできることから、おすすめのトレーニング方法になるので、是非水泳を通じて脳を発達させていきましょう。

水泳は全身運動であると同時に、手(腕)で水をかき、足は水を蹴るといった異なる動きをリズミカルに行うため、脳を活性化することにつながります。

運動によって骨格筋を収縮させることでマイオカイン(myokine)という生理活性物質が分泌されます。

マイオカインは若返りホルモンと呼ばれ、運動による効果を脳から全身に届ける役割をしていることがわかってきています。

引用:glico