子どもがスイミングで背面キックの進級テストに落ちてしまう理由とは
子どもがスイミングで背面キックの進級テストに落ちてしまう主な理由は、
- 腰が沈んでいる
- キックをするとき、水中から足がでている
これらではないでしょうか。
背面キックはクロールと異なり、体の前面ではなく後面でキックをします。
ですから、初めて背面キックの練習をやる場合、子どもは『足が水の上に出てしまい腰が沈んでしまう』泳ぎになることが多いです。
この記事を最後まで読むことで、
- 背面キックを練習するときのコツ
- 親が子どもに背面キックを教えるときのポイント
これらが分かりますので、是非参考にしてください。
目次
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背面キックを練習するときの3つのコツ!親が子どもに指導(教え方)するときのポイント
背面キックを練習するときのコツは、
- プールサイドで体の後面でキックをする感覚を覚える
- 腰が沈むのを改善するためビート板を使う
- ビート板を使わず頭の後ろで肘をしっかり伸ばしてキックをする
これらです。
背面キックのコツを掴むことなく、やみくもに練習をするだけでは、泳ぎ方に変な癖がついてしまいます。
泳ぎ方に癖がつくのを防ぐためにも、1→2→3の順番で練習のポイントを押さえながら練習していきましょう。
背泳ぎのキックは、足がまっすぐに伸びていることが大切です。ひざが曲がって足が水面から出てしまうと、前へ進む力が失われてしまいます。正しい姿勢で力強く水を蹴ることが、背泳ぎのキックのポイントです。
引用:ベネッセ
背面キックの練習方法①体の後面でキックをする感覚をプールサイドで覚える
背面キックのやり方を掴むためには、まず上半身をプールサイドに寝そべり、お尻から下は水中に入った状態でバタ足の練習をしていきましょう。
背面キックのバタ足を練習するときのポイントは、
- 膝から下だけではなく、太ももからキックができている
- 足首に力を入れていないか(足首をダランとさせる)
- 両足の指がくっつくイメージでキックをする
- バタ足をするとき、上半身に力を入れないよう気をつける
これらになり、後面でキックをする感覚をつかむことが大切です。
親が指導するときは足首を掴み、膝から下のキックにならないよう補助をしてあげてください。
補助をすることで、足が水面から出すぎるのを防ぐことができますからね。
プールサイドに寝そべるときは、子どもの上半身の下にビート板を2枚〜3枚敷いてあげましょう。
背面キックの練習方法②腰が沈むのを改善するためにビート板を使う
子どもが背面キックの感覚をつかんだら、ビート板を抱えさせてキックの練習をしていきましょう。
ビート板を抱えさせる理由は、いきなり水中で背面キックの練習をしてしまったは、腰が沈んでしまうからになります。
ビート板を抱えて背面キックをやる場合は、
- ビート板は体に密着させるのではなく軽く抱える
- 目線は真上に向ける
- 背中を反りすぎていないか確認する
これらに注意していきましょう。
親が指導するときは、子どもの腰が反り過ぎていないかを確認して、腰が反り過ぎている場合は、
- 子どもの体にビート板が密着している場合は、体から離す
- ビート板を胸に抱きかかえている場合は、腕の力を抜き、軽く抱えさせる
これらビート板の持ち方を改善してみてください。
ビート板を抱えて背面キックをやる場合は、膝から下のキックになっている場合は前に進むことができません。前に進むことができない場合は、プールサイドで背面キックの練習をしていきましょう。
背面キックの練習方法③ビート板を使わず、頭の後ろで肘をしっかり伸ばしてキックをする
子どもがビート板を抱えて背面キックを出来るようになったら、頭の後ろで肘をしっかり伸ばしていきましょう。
頭の後ろで肘をしっかり伸ばしたとき、指先が上に向いていると体が沈んでしまうので注意してください。
親が指導するときは、腰が沈まないために、
- 胸を張っているか(張りすぎていると腰が沈むので、自然に)
- 顎を引いていないか
これらを確認してほしいです。
ビート板なしの背面キックで前に進むことができなければ、腰が沈んでいる若しくは、膝から下のキックになっているので、背面キックができているか否かを確認するようにしていきましょう。
家で背面キックの練習をする方法
家で背面キックの練習をする場合は、プールサイドでキックをするときと同じように、子どもを布団や床に寝そべらしてみてください。
子どもを寝そべらせた状態で、お尻から下は動くようにして、
- 膝から下だけではなく、太ももからキックができている
- 足首に力を入れていないか(足首をダランとさせる)
- 両足の指がくっつくイメージでキックをする
- バタ足をするとき、上半身に力を入れないよう気をつける
これらをみていきましょう。
ただし、家での練習は子どもから「背面キックを上手くなりたい」と望んできた場合のみやるようにしてください。
家で嫌々練習することで、水泳に対するモチベーションが下がってしまっては元も子もないですからね。
子どもが背面キックを泳げるようになるために親子で練習しよう
背面キックを泳げるようになるためには、腰が沈まないでキックをする必要があります。
腰が沈まないキックを習得するためには、
- プールサイドで体の後面でキックをする感覚を覚える
- 腰が沈むのを改善するためビート板を使う
- ビート板を使わず頭の後ろで肘をしっかり伸ばしてキックをする
これらができるようにならなければなりません。
子どもがどうしても背面キックの進級テストに合格できない場合、親は「何とか合格させてあげたい」と思いますよね。
背面キックの進級テストに合格するためにも、週に1回〜2回、背面キック練習のポイントを押さえながら子どもとスイミングの練習をしてみて欲しいです。
私も子どものころ、親とスイミングの練習をしたことがあります。 親とスイミングの練習をした後に食べるアイスは、格別に美味くアイスを楽しみに親子練習をしていました。 子どもがどうしても親子練習を嫌がる場合は、アイスでも何でもいいので、『行動する動機付け』をさせ一緒に練習できるよう試してみてほしいです。
おわりに:背面キックのコツを掴んで、進級テストに合格するために
子どもが背面キックのコツを掴み、進級テストに合格するために、
- 膝から下だけではなく、太ももからキックができている
- 足首に力を入れていないか(足首をダランとさせる)
- 両足の指がくっつくイメージでキックをする
- バタ足をするとき、上半身に力を入れないよう気をつける
これらを繰り返し練習をしていきましょう。
特に進級テストが1、2週間と迫ってきた場合は、親子で背面キックの練習をして「進級テストに合格する!」と子どもに自信を持たせてあげてほしいです。
背面キックを習得すれば、背負泳ぎ、平泳ぎ、そしてバタフライの進級テストが待っています。
背泳ぎの教え方については「【子供への背泳ぎ教え方3つのコツ】足や腰が沈まない!腕の回し方の練習法」こちらの記事に書いてあるので読んでみてください。
四泳法を習得し、個人メドレーやタイムトライアル、そして育成・選手コースに行くと水泳の面白みは増していくので、是非背面キックを合格できるよう頑張っていきましょう!
おまけ:背面キックに関連する記事はこちら
当サイト(スイスイ坊や)では他にも、背泳ぎに関する記事や英語とプログラミングのおすすめ勉強法について紹介していますので、ぜひ併せて参考にしてみてください^^