水泳初心者が背泳ぎのターンのコツを掴むために
背泳ぎのターンは主にクロールに比べると壁がみえないので、壁に手や頭がぶつかることがあり簡単ではありません。
ただいくら簡単ではないといっても、背泳ぎのターンを習得するためのコツはありますし、水泳選手の動画を見ることでターンの動作をイメージすることができます。
この記事では水泳で仰向けの姿勢で泳ぐ泳ぎ方『背泳ぎ』のターンを習得するために、
- ターンの種類
- ターンのコツ
- 背泳ぎのターンからバサロキックの動作を速くする練習メニュー
- 泳法違反にならないための背泳ぎターンのルール
これらをご紹介するので、是非参考にしてください。
背泳ぎのターンの種類
背泳ぎのターンの名前と種類
- タッチターン
- サマーソルトターン
- クイックターン
- 【番外】バタフライから背泳ぎ
背泳ぎのターンは3種類+個人メドレーを泳ぐ場合を含め合計4種類あります。
ターンの動作については文字で見るより、動画で見たほうが頭にイメージを植え付けることができるのです。
頭にイメージを植え付けることで、お手本となるターン動作を練習中にイメージすることができるので、知らないターン若しくは練習しようとしているターンのやり方の動画を是非みていきましょう。
背泳ぎのターンの種類①タッチターンの動画
背泳ぎのターンの種類②サマーソルトターンの動画
背泳ぎのターンの種類③クイックターンの動画
背泳ぎのターンの種類④バタフライから背泳ぎの動画
背泳ぎのターンのコツ
背泳ぎのターンのコツ
- タッチターン
- サマーソルトターン
- クイックターン
- バタフライから背泳ぎ
背泳ぎターンのコツ①タッチターン
タッチターンのコツは主に5mフラッグを目印にしてタイミングをとり、壁に手や頭がぶつかるのを防ぐことです。
5mフラッグからの手のかき数とターンのタイミングがを合わせることで、壁にぶつかることなくタッチしてからターンをすることができます。
壁にぶつかることなくタッチすることができたら、
- 肘をゆるめながら体を横向きにする
- 膝をたたんで体を小さくする
- 肘・膝が曲がり切ったら壁を押し返す
- 横向きのまま沈む
これらを意識することがコツです。
背泳ぎターンのコツ②サマーソルトターン
サマーソルトターンとは主に個人メドレーの背泳ぎから平泳ぎのときに用いられるターンのことで、壁に手をついた後クイックターンをする方法になります。
サマーソルトターンのコツは、
- 5mフラッグからの手のかき数を把握する
- 壁に手をタッチした後、足を胸に引きつけ顎を引いて後ろ向きに回転
- 足がつくと同時にストリームラインをとる
- 壁を蹴ってひとかきひとけり
これらです。
背泳ぎターンのコツ③クイックターン
クイックターンとは主に背泳ぎで使うターンのことで、
- 5mの旗から壁にタッチするまでのかき数を覚える
- 壁にタッチするかき数から1を引いたかき数でクイックターンをする
- クイックターンができないのであれば、まずはタッチターン(壁に手をつく)で5mからターンをするまでの感覚を掴む
これらがコツになります。
背泳ぎターンのコツ④バタフライから背泳ぎ
個人メドレーでバタフライから背泳ぎのターンをするときは、
- 壁を両手でタッチする
- 水の抵抗を減らすために真っ直ぐではなく体をひねりながらターンする
これらを意識するのがコツになります。
背泳ぎのターンのコツを知ったら泳ぎ方も知ろう
背泳ぎのターンのコツを知ったら、次は泳ぎ方のコツを知っていきましょう。
泳ぎ方のコツについては『【背泳ぎ泳ぎ方のコツ】手のかき方とキック&呼吸のポイント!元水泳選手監修』こちらの記事に
- 背泳ぎの泳ぎ方の基本
- 背泳ぎのコツを学べる動画
- 種類別の背泳ぎのコツ
- ゆっくり泳ぐ&速く泳ぐコツ
- 小学生や水泳初心者に背泳ぎの泳ぎ方を指導するコツ
これらをまとめているので是非参考にしてください。
背泳ぎのターンからバサロキック(ドルフィンキック)の動作を速くするための練習方法
背泳ぎのターンから水中に潜り、バサロキックの動作を速くする練習方法に『エアターン』があります。
エアターンとは壁のないところでターンをすることで主に、ターンをした後の引き付け動作を速くする練習効果があるのです。
ターンをした後の引き付け動作を速くすることができるので、ターン直後のバサロキックの動作も速くすることができます。
背泳ぎのターンを速くするエアターンの練習メニュー
エアターンの練習メニューをご紹介すると、
- 壁を蹴ってスタート
- 最初の5メートルラインでエアターン
- エアターンをして浮き上がったらエアターンを3回繰返す
- 25メートル泳ぐ
この練習方法になり、エアターンをして浮き上がったら直ぐにエアターンをして欲しいのですが、難しい場合は3回前後手のかきを入れていきましょう。
水泳の大会で背泳ぎのターンで泳法違反(失格)にならないためにルールを把握しよう
背泳ぎのターンのコツや練習方法は分かったから、できれば大会で失格にならないためにルールを把握しておきたいんだけど・・・
うん、大会で失格にならないために背泳ぎのターンについて
- うつ伏せの状態でキックをしてもいのか
- 大会で初めて個人メドレーに出場するなら背泳ぎから平泳ぎのターンはタッチターンを推奨する理由
これらを説明していくね!
背泳ぎのターンのルール①うつ伏せの状態でバタ足(キック)をしてもいいのか
背泳ぎは、泳いでいる途中に下を向いてバタ足をすると泳法違反になります。
ただ泳いでいる途中ではなく、ターンの動作であれば泳法違反にはならないのでクイックターンをすることができるのです。
背泳ぎのターンのルール②個人メドレーで背泳ぎから平泳ぎをするならタッチターンを推奨
個人メドレーは一つの泳法を泳ぎ終わるまで、その泳法のルールで泳がなければなりません。
例えば背泳ぎの場合は上記であげたとおり、タッチする前に下を向いてバタ足をすると泳法違反になってしまいます。
ですから初めて個人メドレーの種目に出場する場合、背泳ぎから平泳ぎのターンで手のかき数が足りず、壁までの距離を埋めるために下を向いてバタ足をしないためにも、まずはタッチターンをすることをおすすめします。
おわりに:背泳ぎのターンまとめ
最後に背泳ぎのターンのコツについてまとめると、
- タッチターン→肘をゆるめながら体を横向きにする・膝をたたんで体を小さくする・肘&膝が曲がり切ったら壁を押し返す・横向きのまま沈む
- サマーソルトターン→5mフラッグからの手のかき数を把握する・壁に手をタッチした後、足を胸に引きつけ顎を引いて後ろ向きに回転・足がつくと同時にストリームラインをとる・壁を蹴ってひとかきひとけり
- クイックターン→5mの旗から壁にタッチするまでのかき数を覚える・壁にタッチするかき数から1を引いたかき数でクイックターンをする・クイックターンができないのであれば、まずはタッチターンで5mからターンをするまでの感覚を掴む
- バタフライから背泳ぎ→壁を両手でタッチする・水の抵抗を減らすために真っ直ぐではなく体をひねりながらターンする
これらになります。
背泳ぎのターンのコツを掴んだら、背泳ぎを泳ぐ際のすべてのポイントを含め、速く泳ぐコツと筋トレ方法を知ってみてください。
速く泳ぐコツ&筋トレ方法を知ることで、大会でベストタイムを更新していきましょう!