小学生はスイミングスクールでどのくらい練習するのか
小学生でもスイミングスクールの選手コースになると1日3000mから7000m、合宿になると1日で10000m練習することがあります。
選手コースの一歩手前、育成コースでも1日1500m前後は泳ぐので、初めて練習するとき「こんなに泳ぐのか」と練習についていけるのか不安になりますよね。
しかし選手・育成コースでは、これまでに比べ圧倒的に泳ぐ距離が多くなるので、子どもも直ぐにその環境になれ練習をこなせるようになることがほとんどです。
この記事を読むことで、
- 小学生がスイミングスクールの育成・選手コースで泳ぐ練習量
- トップスイマーの練習量
- 選手コースはどうすれば入れるのか
これらが分かりますので、是非最後までお読みください。
小学生がスイミングスクールの育成・選手コースで泳ぐ練習量
小学生がスイミングスクールの育成・選手コースで1日に泳ぐ練習量は、
- 選手コース→3000m〜7000m、朝練を含めると10000m前後
- 育成コース→1500m前後
これらの距離になります。
もちろんただ泳ぐのではなく、キック、プル、ドリル、そしてメイン練習と織り交ぜて泳ぐので、練習が終わった頃には「もう体動かない」とヘトヘトになりますよ。
特にメイン練習では「こんなに泳ぐのか!」と練習内容を聞いただけで、心が折れそうになることもあるでしょう。
今から私が実際に小学生のころ育成・選手コースで泳いでいたメイン練習をご紹介してくので、「こんなメニューがあるのか」と参考にしてみてくださいね。
メイン練習とは練習のなかで、一番強度が高い練習メニューのことです。
【体験談】小学生がスイミングスクールの育成コースで泳ぐ『メイン練習』の練習量
育成コースのメイン練習は、主に飛び込みで25×5本ハードを行なっていました。
ですから、メイン練習の距離だけみると100m前後になります。
メイン練習の距離は100m前後になりますが、育成コースに上がったばかりの頃はタイムがグングン伸びるので、今でも練習が辛くても泳ぐことが楽しかったことを覚えています。
【体験談】小学生がスイミングスクールの選手コースで泳ぐ『メイン練習』の練習量
選手コースのメイン練習は、
- 50×30本1分20秒サークル(ベストタイム+3秒)
- 飛び込みありで100m×8本3分サークル(ベストタイム+2秒)
- 50×12本45秒サークル
- 100×8本1分25秒サークル
これらベストタイム+◯秒をキープして泳いだり、短いサークルで泳ぎ続ける練習をしていました。
小学生のトップスイマーになると、100m1分15秒サークルや200×12本2分35秒サークルで泳いだりもします。
メイン練習の内容はコーチによって特色があるので、コーチ毎に変化しますが、インターバルトレーニングやスピードを向上させるための練習を中心に行うことが多いです。
スイミングスクールで泳いでいるトップスイマーの練習量はどのくらいなのか
トップスイマーの練習量を『2015年ナショナル合宿練習メニュー』を参考にご紹介すると、2時間の練習で6000m〜8000m泳いでいます。
朝練との2部練になると、100000mを超えることは確実です。
ただ小学生でもスイミングスクールによっては2部練で10000m泳ぐクラブもあります。
10000m泳げば、必ずしもトップスイマーになれるわけではないですが、全国のスイマー達はこのくらい泳いでいるのです。
選手コースはコーチの推薦がなければ入れないのか
選手コースは主にコーチの推薦で入ることができ、コーチの推薦は、
- 幼稚園や小学生の低学年から四泳法をマスターしている
- 「負けず嫌い」でアスリートとしての素質がある
これらの要素があることで声がかかります。
選手コースの推薦基準はスイミングスクールによって違いますが「【スイミング選手育成コースになるには】推薦基準は泳力以外に2つある」こちらの記事に育成コースの推薦基準が書いてあるので参考にしてみてください。
小学生からスイミングスクールの選手コースの練習量を泳いで体に負担はかからないのか
「スイミングスクールの選手コースは1日で5000mから泳ぐときで10000m泳いでいますが、小学生の頃からこんなに泳いで大丈夫ですか?」
スイミングのインストラクターをしていると、このような質問を受けることがあります。
結論からいうと「私は小学生の頃から選手コースで泳いでいましたが、体に不調をきたしたことはありませんし、他の子どもたちも大丈夫でしたよ」と、私の体験談を伝えています。
私の体験談については「スイミング選手コースの生活・練習時間を知りたい!【私の水泳体験談】」こちらの記事に書いてあるので、是非参考にしてください。
小学生でもスイミングスクールの選手コースになると1日3000m〜5000m泳いでいる
小学生でも選手コースになると1日3000m〜7000m泳ぎます。
選手コースで1日3000m〜7000m泳ぐのは、スイミングスクール選手コースの共通点と言えるので「いまのクラブで選手コースになるとこのくらい練習するのか」と覚えておきましょう!
ルネサンス亀戸に所属する中学2年生の池江璃花子選手。2000年7月4日生まれ。13歳。ルネサンスには週に6日、土曜日の朝練を含めて7回の練習を行っている。毎日の練習では平均6300メートルほど、多い日で7000メートルほど泳いでいるという。尊敬している選手は萩野公介選手。大会前に注意していることは食事・睡眠・補強。前日の就寝前に泳ぎやタイムなどのイメージトレーニングをして備えているそう。
引用:ルネサンス
子どもが選手コースになったら、
- スイミングスクールの送迎
- 食事(貯める量が増えるので、作るのが大変になる)
これら親のサポートがあってこそ、選手は練習することができます。
おわりに;小学生から選手コースで泳ぐならJOを目指そう!そして水泳を楽しもう
小学生がスイミングスクールで泳ぐ練習量は、
- 選手コース→3000m〜5000m、朝練を含めると10000m前後
- 育成コース→1500m前後
これらになります。
小学生から選手コースで泳ぐのであれば、
- C級大会
- B級大会
- A級大会
- JO
大会標準記録を突破して、一つずつJOへの階段を登ることを目標にしてみてください。
そして親はその姿を見守り、子どもをサポートしてあげてくださいね。
最後にJO(2018年3月現在9歳以下の自由形(クロール)50m)の標準記録をのせておきますので、是非親子で共有してみてください。
自由形・50m
年齢 | 男子 | 女子 | ||
---|---|---|---|---|
短水路 | 長水路 | 短水路 | 長水路 | |
9歳以下 | *31.03 | 31.56 | 31.53 | 31.93 |
出典:日本水泳連盟