子どもがスイミングスクールを嫌がる場合は、どうするべきか
スイミングのインストラクターをしていると、「子どもがスイミングに行くのを嫌がるんですけど・・」といった相談をよくされることがあります。
この記事では、相談されるなかで多い3つの事例と『3歳〜7歳の子どもがスイミングスクールを嫌がる』場合の対策をご紹介していきますので、是非参考にしてみて下さい。
3つの事例を知ることで、親御さんは同じような状況になっている子どもにできる選択肢を増やすことができますよ!
目次
子どもがスイミングスクールを嫌がる3つの事例と対策
子どもがせっかく始めたスイミングを嫌がるようになってしまったら、親として続けさせるべきか、辞めさせるべきか悩みますよね。
これから3歳〜7歳の子どもが、スイミングスクールを嫌がる場合の3つの事例、
- 最初のレッスンで泣く
- 水が怖いと嫌がる
- スイミングを習うことに納得したけど嫌がる
これらをご紹介して行きます。
ただ、わたしは仮にスイミングを辞めるなら他の習い事を習わせることを推奨します。
その理由は3歳から14歳の子どもはゴールデンエイジ期と言われ、この時期に神経系が100パーセント発達するからです。
ゴールデンエイジ期については、こちらの記事「子供のスイミングの辞めどきはいつ?運動神経の発達に影響はあるのか」に書いてありますので、少しでも興味がある方は是非参考にしてみてください。
最初のレッスンで泣いた!3歳がスイミングスクールを嫌がる場合どうするべきか
「無料体験に行ったけど、ずっと泣いてるんです。続けさせるべきでしょうか?」
このような場合は、まず子どもにスイミングを習わせた目的を思いだしてみてください。
スイミングを習わせるメリットとして、
- 他の子供たちとの集団行動に慣れさせる
- 喘息をよくする
- 挨拶ができるようになる
これらがあります。
最初のレッスンで泣いてしまうお子様は非常に多いです。
ただ初めてのレッスンでは泣いていたけど、3回、4回と回を重ねるごとに楽しそうに遊ぶようになる場合がほとんどになります。
初めての習い事で、子どもが泣いて行くのを嫌がってしまったら親として不安になりますよね。
しかし、この機会を親が子どもから離れる『親の子離れ』と捉えることもできます。
子どもがどんなに泣いていても1ヶ月〜2ヶ月くらいは、それを見守って成長させてあげる。 それでも泣いているなら一度退会して、また子どもが興味をもったときに習わせるというやり方もありますよ!
水が怖い!4歳、5歳がスイミングスクールで泣かないために出来ること
「水に顔をつける練習が怖くて、プールに行きたくないみたいです。」
今まではプールに楽しそうに通っていた子どもが、突然、水が怖くなったからなのか「プールに行きたくない」と言い始めることありますよね。
このような場合、私はどうしたらいいのかと迷うのではないでしょうか。
結論からいうと、子どもが泣く原因を把握して、その原因を取り除くようにして欲しいです。
例えば、水をかけられるのが嫌なのであれば、子どもにどんな練習をして、何をされたときに怖かったのか良く聞いてみてください。
聞いたうえで、コーチにそのことを伝え練習内容を改善若しくは、その練習の時はよく見てくれるように伝えていきましょう。
子どもがどうしても嫌がるようなのであれば、水泳を嫌いになるかもしれないので、一度辞めさせて本人がやりたいと言い始めたら習わせるという手段もあります。
どうしても嫌がる場合は、一度辞めて他の習い事、若しくは本人が「やりたい!」と言うのを待ってみてはいかがでしょうか。
スイミングを習うことに納得したけど行くのを嫌がる!7歳がスイミングスクールに行きたがらない場合どうするべきか
「スイミングを習うことに納得したのに、行くのを嫌がるようになった」
このような場合は、先ほどと同じように『スイミングを嫌がるようになった原因』を取り除く若しくは、他にやりたい習い事がないか聞いてみてください。
小学生になると、子どもにスイミングを無理やり続けたという記憶が残るかもしれません。
子どもの習い事はスイミング以外にも数多くあります。
もし子どもが他にやりたい習い事があるのであれば、この時期は子どもに合った習い事を見極めるという風に捉えて、他の習い事に挑戦させてみてください。
そして、一生に一度しかないゴールデンエイジ期を好きなスポーツをしながら過ごしていきましょう。
6歳くらいから、体だけでなく心も大きく成長していきます。
神経系もさらに発達するので、基本動作の精度が高まり、動きがかなりスムーズになってくるはずです。
この頃は、高い集中力でさまざまな刺激を求め、脳と体に基本動作を刻み込んでいくそうです。
興味が次々に移り変わるお子さまもいますが、集中力がないわけではなく、本能的な欲求が原因といわれています。
温かく見守ってあげましょう。
引用:Benesse
子どもが水を怖がるときに試して欲しい!自宅のお風呂で出来る水慣れの練習
子どもが水を怖がるときに自宅のお風呂で出来ることとして、
- 洗面器を傘がわりにして、シャワーを浴びる
- 慣れてきたら、洗面器をずらして顔に水がかかるようにする
- シャワーを浴びながら、子どもが左右に動く
これらの練習をして、水慣れをさせることができます。
もちろん練習ができたら、子どものことを褒めてあげてください。
子どもは褒められることで、「ぼくは出来る!」と自身がつきやる気も出てきます。
週に1回〜2回のプールだけで水慣れするのは、中々難しいです。 子どもと親の二人三脚で水慣れに取り組むことで、その後に伏し浮きや蹴伸びが格段に上達することもありますので、ぜひ試してみてください!
子どもがスイミングスクールを嫌がる場合は、続けさせるべきか、辞めさせるべきか
子どもがスイミングを嫌がる場合は、まず嫌がる原因を取り除くようにしてあげましょう。
嫌がる原因を取り除くことで、何事もなかったかのようにスイミングを続けることができれば、それに越したことはありません。
しかし、どうしても嫌がるのであれば、休会若しくは退会するのもいいのではないでしょうか。
スイミングに限らず、スポーツで伸びるためには子どものやる気が不可欠です。
子どものやる気がなければ、一生に一度しかないゴールデンエイジ期を有意義に過ごすことはできません。
どうしてもスイミングを嫌がる場合は、他に興味をもった習い事を習わせることも選択肢にいれて、子どもが楽しく習い事を続けることができる環境をつくっていきましょう。
おわりに:子どもがスイミングを続けた先に待っているもの
子どもがスイミングスクールを嫌がる事例は、
- 最初のレッスンで泣く
- 水を怖がる
- スイミングを習うことに納得したけど、行くのを嫌がる
これらがあります。
もし子どもがスイミングを嫌がる事を克服できれば、その先には、
- 進級テストに合格する喜び
- 四泳法が泳げるようになる
- タイムトライアルへの挑戦
- 育成・選手コースで練習
- 大会で泳ぐ、子どもの姿を見ることができる
これらが待っています。
わたしは幼稚園の年長(6歳)のとき、初めて水泳のC 級大会に出場しました。 このとき自宅を出たとき不安だった、あの気持ち。 召集会場で、名前が呼ばれるのを待っているときの緊張感。 50メートルクロールを一生懸命に泳いで、ベストタイムが出たときの喜び。 これらを今でも、覚えています。
スイミングを嫌がる場合は、まずその原因を取り除いてみてください。
そして、子どもがスイミングを続ける気持ちになってくれたら嬉しい限りです。
おまけ:スイミングスクール嫌がるに関連する記事はこちら
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参考記事子供のスイミングの辞めどきはいつ?運動神経の発達に影響はあるのか
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