子供がスイミングをずる休みしたときどうするべきか
子供がスイミングをずる休みした!親としてどのように対応すればいいのか困っています・・
ぼくがスイミングスクールのインストラクターをしていて思うに、子供はスイミングをずる休みしようとしたとき振替を実施することで、何事もなかったかのようにレッスンに励むことが多いです。
特に4歳前後の子供は、じぶんの感情をうまく言葉で表現することができません。
子どもの気持ちを親が汲み取り「嫌だったら振替して、次の時に行こう」と言ってあげるだけで、スイミングを嫌いになることなく続けている子どもは、たくさんいます。
この記事では、子供がスイミングをずる休みするときに試してほしい5つのことをご紹介していきます。
振替以外にも方法はあるので、ぜひ参考にしてみてください。
子供がスイミングをずる休みしたときに行いたい5つのこと
子供がスイミングをずる休みしたときに出来る事として、
- 振替を実施してみる
- スイミングを休会する
- スイミングに通う回数を減らす
- コーチに相談する
- 子供の意見を聞いてみる
これらの方法があります。
子供がスイミングをずる休みしたときに「今日行かないなら辞めさせるよ!」と、言いたくなるかもしれません。でも、まずは5つの方法を試してみてください。
スイミングの振替をしてみる
「子供がスイミングをずる休みしているかも」と思ったとき、まず出来ることに振替があります。
振替をすることでスイミングのレッスンを無駄にすることなく続けることができますし、「今日行かないから次いつ行こうか」と子供に問いかけることで、スイミングを続ける意志があるのかないのかを確認することができます。
子供は些細な理由から、スイミングをずる休みします。
ずる休みしているのかどうかと疑問に思っているときは、振替をすることで子供がまた休みたがるか否かを再確認できるので是非試して欲しいです。
スイミングを休会する
子供がスイミングをずる休みするには必ず理由がありますよね。
その理由を知ることで、スイミングを退会することなく続けさせることができます。
例えば、寒い時期になってからずる休みをするようになったと分かっているのであれば、寒い時期が終わるまで休会するのは一つの選択肢です。
休会は費用がかかりますが、毎月の月謝に比べれば安いので子供がスイミングを続ける意志があるのであれば通っているスイミングスクールの休会を検討してみてください。
スイミングスクールに通う日数を減らす
今まで週に1回しか通っていなかったのに2回に増えたのが嫌になったみたいで・・・
スイミングのインストラクターをしていると、レッスンの回数が増えてスイミングに行くのが嫌になったという親の話を耳にします。
このような場合は、子供の意志を尊重してレッスンの回数を2回から1回に減らしてみてください。
レッスンの回数を増やすのは、子どもが「もっと泳ぐのが上手くなりたい」と言い始めてからでも、遅くはないですからね。
スイミングスクールのコーチに相談する
子供がスイミングをずる休みしてるかもと思ったとき、コーチに相談することで他に何か行きたがらない原因があるのかを明らかにできる場合があります。
例えば、
- 進級したばかりで練習が大変そう
- 進級できずに練習しててもつまらなそう
- ◯◯の練習が苦手
このように間近で見ているコーチにしか気づけないことは、たくさんあります。
特に子供が、じぶんの言いたいことは上手く話せない時期は『ずる休みしたいと思っている理由』を知るためにもコーチから話を聞いてみましょう。
子供の意見を聞いて【目標】を確認してみる
子供はスイミングの目標をもてていますか?
スイミングの目標を持つことで、やる気がアップする子供もいます。
やる気がアップすれば、ずる休みすることなくスイミングを続ける原動力になります。
「いつまでに◯級を合格する」
このようなシンプルな目標で構わないので、子供の意見を聞きながら親子で目標を共有してみてください。
親が目標を決めるより、親子で話し合いながら目標を決めたほうが、子どもの意欲は高くなりますからね。
「お母さんに『○○しなさい』と言われたから」といった他律的な理由で目標に取り組んだお子さまよりも、「自分が○○したかったから」という自律的な動機(理由)を持って目標達成に取り組んだお子さまのほうが意欲は高いことが、研究から明らかになっています。
引用:ベネッセ教育情報サイト
子供がスイミングをずる休みしたら、親は冷静に対応しよう
子供がスイミングをずる休みしてしまったときに、「辞めさせるよ」という前に出来ることは5つあります。
このなかでも最初に試して欲しいのは、振替をしてみることです。
振替をするだけで『子供がずる休みすることなくスイミングに通うようになった』ということは、よくありますからね。
3歳〜4歳の子供は、まだ言葉を覚えている段階なので、じぶんの言いたい事を上手く表現できないことが多いです。
「だから、○○ちゃんはね、お菓子が食べたいの」など、間投詞や接続詞を使って文を構成して話すようになってきます。間違いはあるものの、日常生活に支障はない文法や言葉がほぼ習得されます。3〜4才くらいまでが言葉の獲得のピークとなります。
引用:言葉の発達 たまひよ
うまく言葉で表現できないのに『親が辞めさせるよ』と言っていたら、本当に辞めたくなってしまうかもしれません。
もし、子どもが本当にやめたくなっていると感じている場合は「子供が「スイミングを辞めたい」と言い始めたときの5つの対処法」こちらの記事に、子どもがスイミングを辞めたいと言い始めたときの対処法が書いてありますので、ぜひ参考にしてください。
おわりに:子供がスイミングを楽しく続けるために
子供がスイミングをずる休みしてしまったときにできることとして、
- 振替を実施する
- 休会してみる
- 通う回数を減らす
- コーチに相談する
- 子供に目標を確認する
これらの方法があります。
どれを選択しても正解・不正解はありませんが、子供がスイミングを楽しく続けることができる選択肢を考えていきましょう。
ロンドンオリンピック100メートル背泳ぎで銅メダルを獲得した、寺川綾選手は、
練習で101%の力を出し切るようにしている。それで精神的にも強くなれている
引用:水泳名言集
このようなことを言っています。
子供がスイミングをずる休みしていると思ったとき、「自分は子供のために101パーセント考えているのか。ただ、感情をぶつけているだけではないのか」と説いてみてください。
感情をぶつけるのではなく他の選択肢を試してみることで、これからも子供がスイミングを頑張っている姿を見続けることができるかもしれないですからね。