水泳のフォーム矯正したい?クロールや平泳ぎのドリル練習メニューと注意点

水泳のフォームを矯正するメリット

水泳フォーム

水泳のフォームを矯正するメリットは主に楽に泳げるようになり、泳ぎの改善に成功することでタイムを縮めることができるところです。

フォームを矯正するためには、泳ぎの一部を重点的に練習する『ドリルメニュー』を取り入れることで徐々に泳ぎを改善してくことができます。

ただし、水泳のフォームを改善するなら『フォームを改善するときの注意点』を知っておかなければなり後悔することになるかもしれません。

 

この記事を読むことで、

  • 水泳のフォームを矯正するためのドリル練習メニュー
  • 水泳選手がフォームを矯正するときの注意点
  • 水泳のフォームを矯正したときの体験談

これらが分かりますので、是非参考にしてください。

水泳のフォームを矯正するためのドリル練習メニュー

スイミングスクール

水泳のフォームを矯正するためのドリル練習メニューを、

  • バタフライ
  • 背泳ぎ
  • 平泳ぎ
  • クロール

これら四泳法ごとにご紹介していきます。

 

四泳法ごとにご紹介していきますが、ドリル練習メニューを取り入れいるときは、一度に全てやろうとせず2つ〜3つのドリルを織り交ぜて練習するのがポイントです。

フォームの矯正には時間がかかるので、一度に全てやろうとすると中途半端になってしまいますからね。

バラフライのフォームを矯正するためのドリル練習

バタフライ

バタフライのフォームを矯正するためのドリル練習は、

  1. グライドキックの姿勢でドルフィンキック
  2. 片手バタフライ
  3. キックはバタ足で手はバタフライ
  4. 片手と両手を交互にバタフライを泳ぐ
  5. 4キック1ストロークで泳ぐ

これらになります。

 

キックのリズムを掴みたければ1と2のドリル練習、姿勢の保持をしたければ3のドリル練習、手と足のタイミングを改善したければ4と5のドリル練習をしていきましょう。

ドリル練習をするときのポイントを詳細に知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。

 

参考記事【初心者でもできる】バタフライを泳ぐためのドリルメニュー5選

 

背泳ぎのフォームを矯正するためのドリル練習

背泳ぎ

背泳ぎのフォームを矯正するためのドリル練習は、

  1. 小指から入水して肘を曲げずに水をかく(体の軸と手の動きを連動させる、肩甲骨の動きを意識)
  2. 片手背泳ぎ(水をキャッチする感覚を掴む)
  3. 回さない腕を頭上に上げて片手背泳ぎ(体のバランスを維持する、まっすぐ泳ぐ)
  4. 両手を回す(左右の手のバランスを確認)
  5. 両手を上に上げる(ストリームラインを意識、体の軸を作る)
  6. 顔あげ背泳ぎ(ストロークを速くする)

この6つになり、それぞれ泳ぐときのポイントは上記のとおりです。

平泳ぎのフォームを矯正するためのドリル練習

平泳ぎ

平泳ぎのフォームを矯正するためのドリル練習は、

  1. 2回キック1回手をかく(キックを1回した後、ストリームラインを意識してもう一度キックする)
  2. 1キック2回手をかく(ストリームラインを意識しながら手のピッチをあげる)
  3. 顔あげ平泳ぎ(泳ぐテンポをあげる)
  4. 横向きで平泳ぎのキック(狭く蹴って足が水上に出ないようにする)
  5. 気をつけをして踵タッチで平泳ぎのキック(正しい姿勢でキックをする)

これらになり、それぞれ泳ぐコツは上記のとおりになります。

クロールのフォームを矯正するためのドリル練習

水泳

クロールのフォームを矯正するためのドリル練習は、

  1. 水面に手の甲を擦りながら泳ぐ
  2. 手をグーにして泳ぐ(グーでも水をキャッチする感覚を掴む)
  3. プルを挟み気おつけの姿勢で、肘から下を動かして泳ぐ(最後まで水をかくことを意識する)
  4. 手と手が重なり合ったら泳ぐ(ストロークの確認、手と手が重なり合ったときにキックを止めない)
  5. 手を前に出してた片手クロール(水をキャッチする感覚を掴む)
  6. 回さない腕は気をつけして片手クロール
  7. 横向きでキック(呼吸をしたときにキックを止めないことを意識する)
  8. 顔あげクロール(テンポを上げる)

この8つになり、それぞれのポイントは上記のとおりです。

 

参考記事【水泳のドリル練習メニュー】四泳法の具体例26選!選手時代の体験談

水泳選手がフォームを矯正するときの3つの注意点

ママさんママさん

ところで、水泳選手がフォームを矯正するときの注意点はあるの?

 

スイスイコーチスイスイコーチ

水泳選手がフォームを矯正するときは、

  1. 大会が近い時期は避ける
  2. コーチに相談する
  3. 矯正することのデメリットを知っておく

この3つに注意する必要があるよ!

水泳のフォームは大会が近いときは矯正しない

クロール

水泳のフォームは、大会が近いときは矯正しないようにしていきましょう。

その理由は大会が近いときにフォームを矯正することで、逆に泳ぎがバラバラになることがあるからです。

今はYouTubeなどでトップスイマーの泳ぎを見ることができるので、大会付近にその動画を見ることで泳ぎを改善したくなる気持ちも分かりますが、泳ぎを改善するなら大会の近い時期は避けるようにしてみてください。

水泳のフォームを矯正するときはコーチに相談する

水泳のフォームを矯正するときは、毎日水泳選手のことを客観的にみているコーチに相談することで、「もっとこうしたほうがいい」とアドバイスをもらえることがあります。

必ずしもコーチに相談しなければいけない訳ではないですが、コーチに相談することがフォームを矯正するための近道になる場合もあるのは覚えておいてほしいです。

いくらフォームを矯正したいと思っても、コーチが思い描いている『あなたのフォーム像』があるかもしれませんからね。

水泳のフォームを矯正するデメリットを知っておく

水泳のフォームを矯正するデメリットは主に、泳ぎを改善するのに時間がかかることです。

泳ぎを改善するのに時間がかかるので、その間は泳いでいるとき違和感を感じることもあります。

泳いでいるときに違和感を感じることで、逆に頭が混乱してしまい泳ぎがバラバラになる場合もあるので、フォームを改善するなら泳ぎの間隔を開けることなく(できれば週に4回以上は泳ぐ)練習に取りくむことをお勧めします。

水泳のフォームを矯正することで楽に速く泳げるようになるのか【私の選手時代の体験談】

ママさんママさん

水泳のフォームを矯正すると、本当に楽に泳げるようになったり、速く泳げるようになるの?

 

スイスイコーチスイスイコーチ

結論からいうと、泳ぎのフォームを矯正したから楽に速く泳げる訳ではないです。

泳ぐことを継続しているという大前提があり且つ、フォームの矯正に成功することで楽に速く泳げるようになるんだよ!

フォームの矯正には時間がかかるけど、矯正することを意識し続けることで『いつもと水を掴む感覚が違うな』と練習中に感じることができれば大成功!

本当に水をかく感覚が楽になるし、それに伴い泳ぐのが速くなることを体感することができるよ。

水泳のフォームを矯正するならドリル練習以外のメニューでも改善したい部分を意識しよう

クロール

水泳のフォームを矯正するのであれば、ドリル練習で意識したことはキック、プル、メインメニュー、そしてダウンをしているときも意識してみてください。

泳ぎのフォームを矯正・改善・上達するためには、継続することが必須になりますからね。

具体的にはフォームの修正・改善を成功させるためにも、毎回の練習で『25×4回×3~5セット50秒サークル』セット毎に異なるドリル練習するメニューを取り入れていきましょう!

 

サークルや本数は目安になりますので、変更して構いませんができれば3種類以上のドリル練習をするようにしてみてください。

おわりに:水泳のフォームを矯正するために

スイミング

水泳のフォームを矯正するためには四泳法ごと、下記のドリルメニューを取り入れてみてください。

  1. 【バタフライ】グライドキックの姿勢でドルフィンキック
  2. 片手バタフライ
  3. キックはバタ足で手はバタフライ
  4. 片手と両手を交互にバタフライを泳ぐ
  5. 【背泳ぎ】小指から入水して肘を曲げずに水をかく(体の軸と手の動きを連動させる、肩甲骨の動きを意識)
  6. 片手背泳ぎ(水をキャッチする感覚を掴む)
  7. 回さない腕を頭上に上げて片手背泳ぎ(体のバランスを維持する、まっすぐ泳ぐ)
  8. 両手を回す(左右の手のバランスを確認)
  9. 両手を上に上げる(ストリームラインを意識、体の軸を作る)
  10. 顔あげ背泳ぎ(ストロークを速くする)
  11. 【平泳ぎ】2回キック1回手をかく(キックを1回した後、ストリームラインを意識してもう一度キックする)
  12. 1キック2回手をかく(ストリームラインを意識しながら手のピッチをあげる)
  13. 顔あげ平泳ぎ(泳ぐテンポをあげる)
  14. 横向きで平泳ぎのキック(狭く蹴って足が水上に出ないようにする)
  15. 気をつけをして踵タッチで平泳ぎのキック(正しい姿勢でキックをする)
  16. 【クロール】水面に手の甲を擦りながら泳ぐ
  17. 手をグーにして泳ぐ(グーでも水をキャッチする感覚を掴む)
  18. プルを挟み気おつけの姿勢で、肘から下を動かして泳ぐ(最後まで水をかくことを意識する)
  19. 手と手が重なり合ったら泳ぐ(ストロークの確認、手と手が重なり合ったときにキックを止めない)
  20. 手を前に出してた片手クロール(水をキャッチする感覚を掴む)
  21. 回さない腕は気をつけして片手クロール
  22. 横向きでキック(呼吸をしたときにキックを止めないことを意識する)
  23. 顔あげクロール(テンポを上げる)

 

水泳のフォームを矯正するには時間がかかります。

矯正するには時間がかかりますが、矯正に成功することで楽に速く泳げるフォームを身につけることができるので、是非ドリル練習を取り入れてトレーニングを継続してみてください。

楽に速く泳ぐフォームを身につけ、以前の自分とは違う泳ぎで水泳を楽しみながら大会でベストタイムを更新していきましょう!