【海水浴クラゲ】危険な4種類が発生する時期はいつから?応急対策まとめ

海水浴でクラゲが発生する時期(2019年・夏)はいつからか

海水浴 クラゲ

海水浴でクラゲが発生する時期は主に8月付近になります。

クラゲの種類によっては初夏で姿をみせなくなるものもいれば、9月まで発生している種類もあるのです。

いくらクラゲといっても、特に何の害もないミズクラゲもいますので、この記事では毒性の強い海の危険性物といえる4種類のクラゲについてご紹介していきます。

 

この記事を読むことで、

  • 危険なクラゲが発生する時期
  • 危険なクラゲが発生する場所
  • 危険なクラゲに刺されたときの症状
  • クラゲに刺されたときの一般的な対策
  • 危険なクラゲに刺されたときの応急処置法

これらが分かりますので、海水浴に行く前に事前にチェックしていきましょう!

 

 

クラゲのでる海水浴場に関する記事は、下記のページでご紹介しています。

【種類別】海水浴でクラゲが発生する時期と刺されたときの症状

クラゲ

クラゲとひとえにいっても、その種類は豊富なので、

  • カツオノエボシ
  • 赤クラゲ
  • アンドンクラゲ
  • ハブクラゲ

これら毒性の強いクラゲの発生する時期と特徴をご紹介していきます。

カツオノエボシの発生する時期と症状

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カツオノエボシは8月~10月頃、風に吹かれて本州以南に発生します。

砂浜に打ち上げられていることがありますが、「青くて綺麗!」と興味本位に触れないように注意してください。

その理由は、このクラゲの毒はかなり強力だからです。

 

本体の大きさは10センチメートルくらいで、刺されると痺れるような痛みを感じ、

  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 呼吸興南
  • ショック症状
  • 後にミミズ腫れ

これらの症状がでます。

赤クラゲの発生する時期と症状

赤クラゲ

赤クラゲは沖縄から北海道全域に見られ、春から初夏にかけて発生します。

10センチメートルくらいの大きさで、褐色の放射模様があるのが特徴です。

赤クラゲの毒性は強く刺されると、激しい痛みを伴い炎症を起こします。

アンドンクラゲの発生する時期と症状

アンドンクラゲ

アンドンクラゲは沖縄から北海道全域に生息し、8月~9月にかけて発生します。

3センチメートル程度の大きさで、立法形の傘から4本の触手が伸びているのです。

刺されると、カツオノエボシと同じ症状がでます。

ハブクラゲの発生する時期と症状

ハブクラゲ

出典:http://www.y-mainichi.co.jp/news/27943

ハブクラゲは沖縄のみに生息し、夏場に発生します。

12センチメートル前後の大きさで、4隅から1メートルくらいの触手を数本伸ばしているのが特徴です。

このクラゲに刺されると、その瞬間に猛烈な痛みを感じるとともにミミズ腫れが生じ、6時間ほどで炎症生の水泡ができます。

刺された後に、ショック症状や呼吸停止、心肺停止に至る場合があるので、すぐに医療機関に行くようにして下さい。

海水浴でクラゲに刺されたときの6つの対策

海水浴 クラゲ

海水浴でクラゲに刺されてしまった場合は、

  1. クラゲの触手を素手若しくはピンセットで取り除く
  2. 痛みがなくなるまで部位を冷やす
  3. 部位を冷やすとき、皮膚が弱い方は当て布を1枚当てて冷やす
  4. 真水で流すと、浸透圧の関係で毒を散布することがあるので避ける
  5. 体調が悪化した場合は、すぐに医療機関へ搬送する

これらの対処を下記の注意点を参考にしながらしていきましょう。

クラゲの触手を抜くときの注意点

クラゲに刺された場合は、まず触手を取り除いてください。

取り除く方法は、素手で構いませんが、このときゴム手袋をして他の部位に刺さらないように注意していきましょう。

また、素手で取り除けないときはピンセットで優しく取り除くようにしてください。

部位を冷やすときの注意点

触手を取り除いたら、痛みがなくなるまで氷のうで冷やします。

このとき皮膚が弱い方や、刺激に弱い子どもは当て布をしてみてください。

当て布をすることで、皮膚への刺激が弱くなりますからね。

触手を流すときの注意点

クラゲの触手を真水で流すと、浸透圧の関係から体に毒をめぐらせてしまいます。

いくら触手を取り除くといっても、真水で流すと逆効果になるので注意していきましょう。

また、沖縄に生息するハブクラゲに刺された場合は海水ではなく酢で洗い流すとよいので覚えておいてください。

医療機関を要請するときの注意点

万が一の時のために、子どもと海水浴で遊ぶ場合は、最寄りの医療機関を携帯に登録しておきましょう。

携帯に登録することで、パニックにならず落ち着いて救急要請をすることができますかね。

【種類別】海水浴でクラゲに刺されたときの応急処置

クラゲ 応急処置

海水浴場で危険クラゲに刺されたときのために、

  • カツオノエボシ
  • 赤クラゲ
  • アントンクラゲ
  • ハブクラゲ

こらら4種類のクラゲの応急処置方法をご紹介していきます。

カツオノエボシ・赤クラゲ・アントンクラゲに刺されたときの応急処置

カツオノエボシ・赤クラゲ・アントンクラゲに刺された場合は、

  1. 最初に海水でハリを流す(真水は浸透圧の関係からNG)
  2. 海水でハリが流れないときは、必ずゴム手袋をして静かに取り除く
  3. ハリを取り除いたら氷のうなどで冷やす
  4. 冷やしたのち、保温しながら安静にする

この4つの処置をして、もし体調が悪化するようなら直ぐに救急車を呼ぶようにして下さい。

ハブクラゲに刺されたときの応急処置

ハブクラゲに刺された場合は、

  1. 直ちに医療機関に連絡
  2. 直ぐに刺された部位に30秒程度酢をかけ続ける(酢の量は多ければ多いほど良い)
  3. もし酢がなければ、海水で触手を完全に洗い流す
  4. 触手を完全に取り除いたら、痛みがなくなるまで受傷部位を冷やし続ける
  5. 万が一、呼吸停止や心停止を起こした場合は心肺蘇生法を実施
  6. 近くにAEDがあれば利用する

これらになりますので、沖縄の海(ハブクラゲは沖縄の海のみに生息)に行く場合は必ず覚えておいて下さい!

 

AEDは、突然の心停止を起こして倒れた人を、そこにいる人たちがその場で使って倒れた人の命を救うことができる医療機器

出典:http://www.jhf.or.jp/aed/

海水浴でクラゲに刺されたとき薬を塗ると効果はあるのか

ママさんママさん

ところで、クラゲに刺されると薬を塗ると効果があるって本当なの?

スイスイセーバースイスイセーバー

結論からいうと、もし皮膚に違和感を感じたら薬に頼るのではなく医療機関を受診した方がいいよ。

その理由は薬の効果があるかは、薬の成分によって異なってくるし、薬局にクラゲ専用の薬はないからになります。

強いて挙げるとすれば、虫刺され・かゆみに効果がある『液体ムヒアルファ』になりますが、この薬を塗っても皮膚に違和感を感じる場合は皮膚科に行くようにしていきましょう。

海水浴にお盆シーズン行くとクラゲが大量発生しているのか

ママさんママさん

海水浴にお盆シーズンに行くと、クラゲが大量発生してるって聞くけど本当なの?

スイスイセーバースイスイセーバー

クラゲが大量発生するのは、

  • 人間が魚を収獲する
  • 魚が減るので、餌のプランクトンが増える
  • プランクトンを食べるクラゲが増える
  • 増えたクラゲが稚魚を食べて、さらに魚が減る

これらが原因になります。

さらにクラゲの生息する地域の塩の流れや、海の温度によって大量発生の有無が変わってくるので、お盆シーズン=クラゲが大量発生するのは真実ではないよ!

海水浴場でライフセーバーをしていたときクラゲの毒針被害はどのくらいあったか【私の体験談】

スイスイセーバースイスイセーバー

私がライフセーバーをしていたとき、お盆シーズンになり海水浴客が増えると1日1回はクラゲ被害があったよ。

ちなみに4年間、ライフセーバーをしていたけどクラゲに関する重大事故に遭遇したことはありません。

もしクラゲ被害にあったら、近くにいるライフセーバーに声をかけると手当をしてもらえるので、是非声をかけてみてね。

海水浴クラゲに関連するQA

クラゲ5月にもいる?

5月でもクラゲはいます。

天橋立海水浴クラゲって?

日本海は基本的にお盆を境にクラゲが増え始めます。

クラゲ茶色いる?

赤クラゲは茶色にも見えるのです。

安全なクラゲは?

水クラゲは刺しません。

おわりに:2019年夏の海水浴で危険クラゲが発生する時期と対策【まとめ】

海水浴

海水浴で危険クラゲが発生する時期と場所は、

  • カツオノエボシは8月~10月頃、風に吹かれて本州以南に発生
  • 赤クラゲは沖縄から北海道全域に見られ、春から初夏にかけて発生
  • アンドンクラゲは沖縄から北海道全域に生息し、8月~9月にかけて発生
  • ハブクラゲは沖縄のみに生息し、夏場に発生

これらになり、刺されたときの対策は下記のとおりです。

 

【必ず覚えておきたい!毒性の強いクラゲに刺されたときの対策】

  • カツオノエボシ・赤クラゲ・アントンクラゲに刺された場合は、
  1. 最初に海水でハリを流す(真水は浸透圧の関係からNG)
  2. 海水でハリが流れないときは、必ずゴム手袋をして静かに取り除く
  3. ハリを取り除いたら氷のうなどで冷やす
  4. 冷やしたのち、保温しながら安静にする
  5. もし体調が悪化するようなら直ぐに救急車を呼ぶ
  • ハブクラゲに刺された場合は、
  1. 直ちに医療機関に連絡
  2. 直ぐに刺された部位に30秒程度酢をかけ続ける(酢の量は多ければ多いほど良い)
  3. もし酢がなければ、海水で触手を完全に洗い流す
  4. 触手を完全に取り除いたら、痛みがなくなるまで受傷部位を冷やし続ける
  5. 万が一、呼吸停止や心停止を起こした場合は心肺蘇生法を実施
  6. 近くにAEDがあれば利用する

これらになりますので、海に行くまえに『毒性の強いクラゲに刺されたときの対策』は万が一、刺されてから「あのとき覚えておけば良かった」と後悔してからでは遅いので覚え、毒性の強いクラゲ対策を万全にして2018年夏の海水浴を楽しんでいきましょう!!

 

 

おまけ:海水浴クラゲに関連する記事はこちら

当サイト(スイスイ坊や)では他にも、海水浴に関する記事を紹介していますので、ぜひ併せて参考にしてみてください^^