水泳の最新練習『流水トレーニング』は、東京オリンピックで水泳日本がメダルを獲得するための秘密兵器である
出典:http://tobiuojapan.org/archives/8625541.html
競泳日本代表選手も愛用している、日本大学のキャンパス内に設置された流水プールをご存知でしょうか?
流水プールとは、競泳日本代用の拠点施設であるナショナルトレーニングセンターに『低酸素+流水施設』がないことから東京オリンピックでメダルを獲得するために作られたトレーニング施設のことです。
この施設は日大水泳部員はもちろん、競泳代表選手も利用している秘密兵器になります。
この記事を読むことで、
- 流水トレーニングとは、どのような練習方法なのか
- 流水トレーニングの効果
- 低酸素トレーニング室の効果
これらが分かりますので、是非参考にしてください。
日大三軒茶屋キャンパスに競泳日本代表、東京五輪メダルラッシュへの強化基地がある。16年4月に国内では数少ない「低酸素+流水」プールが完成。日大水泳部はもちろん、代表選手も利用する「虎の穴」だ。
引用:http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20171016-OHT1T50156.html
水泳の最新トレーニング施設!日本大学に設置してある『流水プール』を動画で見よう
出典:https://www.espec.co.jp/news/2017/0410.html
まずは日本大学に設置してある流水プールを動画でみていきましょう。
いくら文字で説明しても、トレーニング動画の風景でしか分からないことがあります。
流水プールのトレーニング風景を動画で見ることで、こんなトレーニングがあるのかということを知ってみてください。
【流水トレーニングを直ぐにみたい方は6分25秒まで、早送りしてください!】
水泳の最新トレーニング『流水プール』で練習する効果
流水プールでは泳ぐ速度を変えることで、最大秒速2,4メートル(100m41秒67)の速さを体感できます。
この速さ=自分では経験したことのないスピードで泳ぐことで、じぶんの体と神経に世界基準の速さを植え付けることができるのです。
いくら他のトレーニングをしても、じぶんの体に世界基準の速さを植え付けることはできないので、世界の速さを体感したいのであれば流水プールで泳ぐことが必須になります。
流水プールのサイズや特徴
縦5メートル、横2・5メートル、深さ1・2メートルの個人用サイズに造られたプールの最大機能が流水システムだ。パイプがいくつも延びており、稼働すると静かに猛烈な勢いの水流が施設内に流れ出す。速さは0・01メートル毎秒で調整可能。メダルの目安となる記録や世界記録のスピードを、感覚を体に覚えさせることができる。
引用:http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20171016-OHT1T50156.html
流水プールを利用できる水泳選手とは
ところで、流水プールを利用できる水泳選手はどんな選手なの?誰でも使うことはできるのかしら。
うん、流水プールは日本大学水泳部若しくは水泳日本代表選手なら利用することができるよ。
一般の水泳選手は、残念ながら利用するのは難しいね。
日本大学には流水プールの他にも、低酸素トレーニング施設がある
出典:https://www.espec.co.jp/news/2017/0410.html
日本大学には流水プールの他に、高地トレーニングの効果を体感できる『低酸素トレーニング室』があります。
高地トレーニングは、オリンピックや世界選手権前に行う必須トレーニングといっても過言ではありませんが、標高の高さや自身の体調により逆に調子を崩す選手もいるのです。
その欠点を補うために、高地に行かなくても常に高地トレーニングと同じ効果を期待できる『低酸素トレーニング室』は作られたのです。
プールに隣接して造られた低酸素トレーニング室だ。そこから低酸素を送り込み、室内の環境を標高1000~5000メートルと同じ状況に設定可能で、常時「高地合宿」を行うことができる。
引用:http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20171016-OHT1T50156.html
水泳の最新トレーニング『低酸素トレーニング室』で練習する効果
低酸素トレーニング室では最大5000mの標高を再現でき、酸素濃度を約11パーセントにすることができます。
標高0m=地上だと酸素濃度は約20パーセントなので、概ね半分の値です。
低酸素室トレーニングの効果を実感するためには、3週間〜4週間滞在する必要がありますが、低酸素状態でトレーニングをすることでヘモグロビンを増やし心肺機能を高めることができます。
おわりに:水泳の最新練習!流水トレーニングを体感するために
水泳選手は流水トレーニングをすることで、じぶんの体に世界基準の速さを植え付けることができます。
流水トレーニングを体感するには、日本大学の水泳選手か競泳日本代表に選出されなければなりませんが、このような練習方法があるということを知っておくことは水泳選手として大切です。
JOのトップレベルのスイマーやあと少しでJOに出場できる選手が、コーチに『日本大学に流水トレーニングなる施設がある』ということを伝え、コーチから日本大学に問い合わせることで、もしかしたら利用できることもあるかもしれないですからね。