水泳で一番消費カロリーが高い泳ぎ方とは
「水泳で一番カロリーを消費できる泳ぎ方はなんですか?」
水泳のインストラクターをしていると、このような質問を受けることがあります。
先に答えを言ってしまうと、水泳で一番カロリーを消費できるのは速いペースで泳ぐ『クロール』とバタフライです。
その理由は、消費カロリーを求めることができる計算式を知ることで分かります。
この記事では、
- 消費カロリーを計算する方法
- 水泳ダイエットを計画的に行うために知りたい、水泳で消費できるカロリー
これらをご紹介していきます。
この記事を最後まで読むことで、四泳法と水中ウォーキングで消費できるカロリー、25メートル泳いだ場合や30分間泳ぐと、どのくらいカロリーを消費するのか分かるようになります。
水泳のダイエット効果を実感するために、消費カロリー計算式をつかってバタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロール、水中ウォーキングで消費できるカロリーを知ろう
水泳のダイエット効果を実感するために、四泳法や水中ウォーキングでどのくらいカロリーを消費できるか把握しておくことは重要です。
四泳法や水中ウォーキングで消費できるカロリーは、消費カロリー計算式を知ることで分かります。
消費カロリー計算式とは、消費カロリー=強度(メッツ)×時間×体重
参考:厚生労働省『運動基準・運動指針の改定に関する検討会』報告書
強度(メッツ)とは、運動により異なる運動強度のことです。
この運動強度が高ければ高いほど、同じ時間でも消費できるカロリーが高くなります。
四泳法と水中ウォーキングの運動強度(メッツ)は、以下のとおりです。
体重50㎏の女性が30分間、四泳法と水中ウォーキングを実施すると、どのくらいカロリーを消費できるか
それでは、具体的に体重50㎏の女性が四泳法と水中ウォーキングを30分間実施したとき、どれだけカロリーを消費するか計算していきます。
消費カロリー計算式(強度(メッツ)×体重×時間)で計算するので、自身の体重を下記の赤色のところに入れて計算すると、あなたが消費するカロリーを知ることができますよ!
体重50㎏、運動時間30分の場合は下記のとおりです。
- バタフライ 275カロリー(11×0,5×50)
- クロール(速) 275カロリー
- 背泳ぎ 175カロリー(7×0,5×50)
- 平泳ぎ 250カロリー(10×0,5×50)
- クロール 200カロリー(8×0,5×50)
- 水中歩行 100カロリー(4×0,5×50)
- 水中歩行(速)250カロリー(10×0,5×50)
水泳以外のスポーツでも計算を試したい方は「【子供の肥満解消】スイミングが他の習い事よりおすすめな3つの理由」こちらの記事に、他のスポーツの運動強度が書いてありますので参考にしてみてください。
水泳ダイエットをするなら時間だけでなく、距離(25メートル、1000メートル)で消費できるカロリーを知り、計画的に脂肪を燃やそう
水中ダイエットを計画的に行うために、四泳法のなかでも長く泳ぎやすい、クロール、平泳ぎ、そして水中ウォーキングを、
- 25メートル泳いだとき
- 1000メートル泳いだとき
これらの距離を泳ぐことで、消費できるカロリーをご紹介します。
わたしはダイエットをする際、時間ではなく、どれだけカロリーを消費したかを記録に残すことで、体重を69㎏から62㎏に減量しました。 「今日はこれくらい泳いだ!」と時間を覚えておくだけでは、ただの自己満足で終わってしまうかもしれません。 自己満足で終わらないためにも、客観的に消費したカロリーを記録しておくことをおすすめします。
クロール、平泳ぎ、水中ウォーキングを25メートルした場合の消費カロリー
水泳のインストラクターをしているとダイエット目的で泳ぐ方は、25メートルを25秒から30秒の間で泳いでいるのを目にします。
ですから、ここでは25メートルを30秒で泳いだと場合で計算すると、
- クロール 約3カロリー
- 平泳ぎ 約5カロリー
- 水中歩行 約1カロリー
- 水中歩行(速) 約5カロリー
これらになります。
平泳ぎの場合は、40秒くらいで泳ぐ方もいますが、30秒で計算しています。
クロール、平泳ぎ、水中ウォーキングを1000メートルした場合の消費カロリー
クロール、平泳ぎ、水中ウォーキングを25m30秒ペースで1000メートル泳ぎ続けた場合は、
- クロール 約120カロリー
- 平泳ぎ 約200カロリー
- 水中歩行 約40カロリー
- 水中歩行(速) 約200カロリー
これらになります。
25メートル30秒ペースなので、時間にすると20分です。
水泳ダイエットをするなら、消費カロリが一番高い泳ぎをするのではなく、長く泳ぎ続けることができる泳ぎ方をしていきましょう。
長く泳ぎ続ける泳ぎ方でおすすめなのが、平泳ぎ、クロール、そしてウォーキングになります。
この中から、30分間はクロール残り15分間はウォーキングと組みわせてもいいので、とにかく継続できるよう計画的にダイエットをしてみてください。
おわりに:水泳で一番消費カロリーが多い泳ぎ方は『速いペースのクロールとバタフライ』である
水泳ダイエットで消費できるカロリーを高い順に並べると、
- バタフライ
- 速いペースのクロール
- 平泳ぎ
- 速いペースのウォーキング
- クロール
- 背泳ぎ
- ウォーキング
これらになります。
半年後にダイエットに成功している姿を鏡で見ることができるか否かは、いまの頑張りできまります。
水泳ダイエットを成功させるためには、消費カロリーを気にするだけでなく、ダイエットに共通している食事を摂りすぎないこと、継続することは必須になります。
こちらの記事「水泳ダイエットは【時間、距離、頻度の3拍子】を押さえて効果的に行おう」に、水泳ダイエットをするうえで押さえて欲しいことが書いてありますので、ぜひ読んでみてくださいね。