水泳のスタートはクラブスタートとクラウチングスタートの2種類ある
水泳のスタートはクラブスタート(両足を揃える)とクラウチングスタート(片足を下げる)の2種類があります。
クラブスタートは主に水泳初心者や子どもが飛び込むときに用い、クラウチングスタートの飛び方は水泳選手に多いです。
ただ、いくら水泳のスタートのやり方が2種類あるといっても飛び込み台で練習をするときのコツは変わりません。
この記事を読むことで、
- 水泳のスタートのコツを掴む練習法
- 水泳のスタートはクラブスタートとクラウチングスタートどちらが良いのか
- 水泳のスタートを速くするために習得したい一つのコツ
- ロケットスタートを決めるために覚えておきたいこと
- 水泳のスタート練習をするときの注意点
これらが分かりますので、水泳のスタートのコツを掴むために是非参考にしてください。
水泳のスタートの練習をするときに意識したい3つのコツ
水泳の飛び込みを練習するときは、
- 飛び込む前
- 飛び込み台に乗っとき
- 飛び込み台を蹴ってから入水するとき
この3段階に分けて意識知ってほしい、上手に飛ぶためのコツがあります。
飛び込み前にイメージトレーニングをする
水泳のスタートで飛び込む前には、必ずイメージトレーニングをしていきましょう。
その理由はイメージトレーニングをしなければ、自分が理想としている飛び込みをすることはできないからです。
自分が理想としている飛び込みをイメージしながら練習するか否かで、同じ練習をしていても差がつくので、まだイメージを持っていない場合は動画で飛び込むイメージをつかんで見てほしいです。
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飛び込み台に乗ったら目線はやや斜め前
飛び込み台に乗ったら目線を真下にすると顎が引いてしまい、飛び込み時の飛距離をだせなくなります。
逆に斜め前を向きすぎると、顎が上がってしまいますので目線はやや斜め前(15℃くらい)にしていくのが、上手に飛ぶためのコツです。
飛び込み台を蹴ってから入水までの流れは段階的に習得する
飛び込み台を蹴ってから入水までの流れは、
- 斜め上に蹴るイメージで蹴る
- 蹴ったら同時に両手を振り上げる
- 顎を引き両手を耳の後ろにやる
- 指先から入水
このとおりです。
飛び込み台を蹴ってから入水するまでの流れを覚えるコツは、一度にすべてやろうとせず一つずつ覚えていくことで、練習中に頭が混乱することを防ぐことができます。
①しゃがんで両手を下に
②蹴りだしと同時に両腕を振り上げ
③顎を引き両腕を耳の後ろに
④指先を上げて
⑤指先を高く保ったまま
⑥指先を水面方向に向けて入水
引用:https://www.swim.or.jp/about/dive-step-guidance/step5.php
水泳のスタートはクラブスタートとクラウチングスタートどちらが良いのか
ところで水泳の飛び込みはクラブスタート(足を揃える)とクラウチングスタート(片足を下げる)の2種類があるけど、どちらの方が良いのかしら?
この質問は水泳選手から良くされる質問だね。
結論からいうと、バックプレートの付いているスタート台ならクラウチングスタート、付いてないのであれば自分の得意な飛び方をお勧めするよ。
もしクラウチングスタートの練習をするのであれば、大会で自信をもって飛び込みができるように試合直近は避けて練習してね。
水泳のスタートを速くするために習得したい1つのコツ
飛び込んで入水したら、クロールの場合はバサロキックを2〜4、平泳ぎの場合はスタートの勢いを減速させないうちにひとかきひと蹴りを打ちましょう。
打つ回数については、飛び込んだ勢いを減速させない回数を目安にしてください。
いきなりクロールのキックを打つより、バサロキック→クロールのキックの方がスピードがでるので是非習得してほしいです。
水泳のロケットスタートを決めるなら体が水中からでるとき、クロールの場合は足(キック)から出たほうが良い理由
試合でトップスイマーの泳ぎを見ていると、スタートで体が水中からでるとき足から出ている選手が多いのは何でなの?
うん、スタート後に足からでる理由は体の上半身からでるのに比べ水の抵抗を少なくすることができるからだよ!
つまり、足から出たほうがスタートの勢いを減速させることなく、0,1秒でも速く泳ぐことができるんだよ。
飛び込みした後に体の上半身からでてしまっている水泳選手は、ベストタイムを更新するためにも足から出るように練習して見てね。
水泳のスタートで失格にならないために英語の合図も覚えておこう
水泳のスタートって英語だとなんて言っているの?
子どもが少しでも英語に興味をもつために、日本語で訳して伝えたいんだけど・・・
世界大会や国際大会では「take your marks(テイクユアマークス)」と言った後に、スタートの笛が鳴っているよ!
これを日本語に訳すと、スタートの姿勢をとれになるので、これを機会に覚えてね。
水泳のスタートを練習をするときの3つの注意点
競泳の飛び込み練習で怪我をしないためにも、下記の注意点を一読してみてください。
- 飛び込み台からスタートするのに恐怖心がある場合は、プールサイドから練習する
- 高く跳ぶことで入水角度が急になり、地面に衝突する恐れがあるので、前方に飛ぶ
- 無理して一人で練習することなく、できればスイミングスクールの仲間と一緒に練習する
水泳のスタートの練習方法【私が選手時代に意識したいたこと】
私が選手時代のとき、飛び込みの練習(飛び込みありで25×8本ハード)で意識していたことは、
- 当時大会で上手いと思った選手の飛び込みを目に焼きつけ、その選手をイメージする
- 飛び込みでハードをするときは試合本番を意識
- 飛び込んだ後はバサロキックを必ず打つ
これらになり、今はインターネットで動画を検索できるので、是非トップスイマーの飛び込みを何度も見て頭でイメージを掴んでいきましょう。
練習メニューについては飛び込みだけの練習ではなく、飛び込んでから『ひとかき・ふたかき』ハードするだけでもいいので、飛び込みから全力で泳ぐまでの流れをとりいれてみてください。
飛び込んだ後の流れを入れることで、試合本番に向けた練習をすることができますからね。
おわりに:水泳のスタートのコツを押さえて練習しよう
水泳のスタートの練習をするときは、
- 飛び込む前にイメージトレーニングをする
- 飛び込み台に乗ったら目線はやや斜め前(15度前後)
- 飛び込んでから入水までの流れは一つずつ習得していく
この3つのコツを押さえて、怪我のないように練習していきましょう。
水泳の練習は同じ練習をしていてもコツを抑えているか否かで、技術の習得に差がつきます。
1日でも早く技術を習得したいのであれば、何も考えず練習することなく、是非『水泳スタート3つのコツ』を意識しながら練習していきましょう。
そして出来れば、週に1回でも多くスイミングスクールに通い水泳を楽しんでくださいね。
参考記事【競泳飛び込みの練習方法】初心者から子供へ!スタート前後4つのコツ