冷え性の原因は、毛細血管の流れが悪くなるからである
冷え性は、毛細血管の流れが悪くなることが原因で発生します。
その理由は毛細血管の流れが悪くなると、血流が悪くなり、体の末端である手足に熱が行き渡らなくなるからです。
そのため、毛細血管の流れをよくすることで冷え性を改善することができます。
この記事を読むことで、
- 子どもの冷え性を改善させる4つの方法
- 水泳は冷え性に効果があるのか
- 水泳で体が冷えた場合の対策
これらが分かりますので、是非最後まで読んでください。
子どもが冷え性になると、どんな症状がでるのか
子どもが冷え性になっても、親は意外と気づかないものなので、どんな症状がでるか知っておくことが大事です。
子どもが冷え性になると、
- 手足が冷たくなる
- 怒りっぽくなる
- 集中力が低下する
- 免疫が低下し、風邪を引きやすくなる
これらの症状が出ます。
冷え性といえば、大人の女性がなるイメージですが、子どもの冷え性は増えてきています。
子どもの冷え性を見落とさないためにも、どんな症状がでるか把握していきましょう。
冷え性は女性に多いといわれてきましたが、最近は幼児にも増えてきているといわれています。ちなみに冷え性は、体温が低いわけではないのに、手足など体の末端が冷えている症状のこと。
引用:ベネッセ
子どもの冷え性を改善させる4つの方法
子どもの冷え性を改善させる方法は、
- 水泳などの有酸素運動を行う
- 38℃~40℃のお風呂に30分間入る
- マッサージをする
- 根菜類を食べる
これらになります。
このなかでも、冷え性は毛細血管の流れが良くなることで改善するので、水泳などの有酸素運動を行い基礎代謝を上げることが最も重要になります。
水泳は基礎代謝が上がるだけではなく、ほかにもメリットが多くあるので「【子供の習い事】スイミングに通う12のメリット・デメリットとは」こちらの記事を読んで、子どもに水泳を習わせるメリット、デメリットを知ってみてください。
水泳などの有酸素運動を行い、基礎代謝を上げる
体の熱は血流によって運ばれているので、水泳などの有酸素運動を行うことで、基礎代謝が上がり血流の流れがよくなります。
血流の流れが良くなることで、身体全体に熱を届けることができ、冷え性が改善するのです。
基礎代謝は、主に筋肉を鍛えることで上がります。
水泳は、全身の筋肉を鍛えることができるので、基礎代謝を向上させるのに適しているスポートと言えるのです。
何もせずじっとしている時でも、体は生命活動を維持するために、心拍や呼吸・体温の維持などを行っていますが、基礎代謝量(単に基礎代謝ともいいます)はこれらの活動で消費される必要最小限のエネルギー量のことです。
引用:eヘルスネット
お風呂は、入浴温度を38℃〜40℃にして30分間入る
冷え性を改善するなら、お風呂で体を暖めることも効果的です。
ただし、お風呂の温度を高温にしてしまうと、交感神経が興奮して血管が狭くなり、冷え性が悪化してしまう場合があります。
そのため、冷え性を改善するなら高温にすることなく、
- 30℃〜40℃の温度に設定
- 30分以上入る
これらを守り、血管の流れを良くしていきましょう。
お風呂後に太ももをマッサージをする
お風呂後に、子どもにマッサージをすることで血液の流れを良くし、冷え性を改善させることができます。
マッサージをする場所は、全身の25パーセントの筋肉が集まっている太ももがおすすめです。
太ももは、第二の心臓と言われておりマッサージすることで、血流を上下に運んでくれます。
お風呂後にマッサージをする理由は、体が温まっているので、血流に流れる熱を効率よく体全体に行き渡らせることができるからです。 ですから、マッサージをするならお風呂後がおすすめですよ!
食べ物は、体を温める効果がある根菜類を食べる
食べ物のなかでも根菜類は、体を暖める効果があるので冷え性に効果があります。
根菜類(だいこん、にんじん、れんこん、 ばれいしょ、さといも等)
引用:農林水産省
このなかでも人参は、体を温めるだけでなく、免疫力を強くするβカロチンが含まれているので、おすすめです。
βカロチンを摂取するためにも、人参を食べていきましょう。
水泳をすることで、体が冷えることはないのか
「水泳をすることで、逆に体を冷やすことになりませんか」
水泳のインストラクターをしていると、このような質問を受けることがあります。
結論からいうと、
- 冷水のなか運動量が少ない、水中ウォーキング
- プールに入って、身体を動かさない状態でいる
これらを続けていると、体を冷やす可能性があります。
子どものスイミング教室は、運動量が少ないということはそうありません。 逆に水泳を習うことで、冷え性を改善できる可能性があります。 冷え性を改善するためにも、水泳を試してみてください。
水泳で体が冷えた場合の対策
もし、水泳で体が冷えてしまった場合は、
- 熱いシャワーを浴びる
- サウナに入る
- 水泳後は暖服を着る
- 水泳後は、冷たい飲み物を飲まない
これらをすることで、子どもの体を冷えから守ることができます。
特に体が冷えている状態で冷たい飲み物を飲むと、血管や筋肉が余計に冷えてしまい、血流の流れを悪くしてしまうので注意してください。
冷え性を改善するのに、水泳が効果的な理由
冷え性は、毛細血管の流れをよくすることで改善できるので、主に水泳などの有酸素運動を行い基礎代謝を上げることが効果的です。
その理由は、熱は血液によって運ばれているので、基礎代謝が上がると身体中にはりめぐされている血管に熱を届けることができるからになります。
食事療法やマッサージでは、子どもの冷え性の原因を根本から解決することは難しいです。
冷え性の原因を根本から解決したいのであれば、水泳を習い基礎代謝を向上させていきましょう。
スキャモンの教育曲線によると、子どもの運動神経は5歳までに80%発達すると言われています。 特に幼少期から児童期までは神経回路の発達が著しいので、水泳を習うことで子どもの成長を促すことができるのです。 水泳を習わすか迷っている方は「子供のスイミングはいつから始める?身体に起きる5つのメリットとは」こちらの記事を参考にしてください。
おわりに:子どもの冷え性を改善させよう
子どもの冷え性は、
- 水泳などの有酸素運動で基礎代謝を上げる
- 38℃~40℃のお風呂に30分間入る
- マッサージ(特に太もも)をして、血流をよくする
- 根菜類(人参がおすすめ)を食べる
これらをすることで改善することができます。
このなかでも、特に重要なのは『基礎代謝を上げ、血流の流れを良くする』ことなので、是非水泳に通ってみてください。
冷え性を改善する目的で始めた水泳が、いつしか子どもの一つの特技となり、中学や高校で水泳部のエースとして泳ぐ姿を見ることができるかもしれませんからね。